介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護施設で働くスタッフに取得してもらうことを勧めたい資格とは?

2020.05.03
分類:総務

少子高齢化が進む中、介護施設に対する介護サービスのニーズも高まり続けています。

そのため、介護施設で働くスタッフに対するスキルや能力なども高いものが要求されることが想像できますが、どのような資格を取得してもらうことが望ましいのでしょう。

そこで、介護現場で働くスタッフの方たちが取得しておくとよい資格の種類とその内容についてご説明します。

介護現場で働く上で必要な資格とは

介護現場で働くスタッフの方が取得しておくとよい資格はいろいろあります。介護業界は資格などがなくても始めることができる職種とされていますが、経験を重ね資格を取得してもらうことで、さらにスキルや能力を高めることができるはずです。

介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修

介護職に就く上での入門的な資格であり、食事、入浴、更衣などの介助などに対する基本的なスキルを身につけることができます。

介護福祉士実務者研修も初任者研修同様に、誰でも受講が可能ですが講義や演習内容が初任者研修より幅広く、専門性が高くなることが特徴です。

介護福祉士

介護現場で実務経験を積んだのち、実務者研修を修了した方などが目指す国家資格です。

介護現場ではリーダー的な存在として扱われることになるので、身体的な介護から生活支援などの介護サービス提供、利用者やその家族から相談を受けたときの対応やアドバイスなどへの知識も必要とされます。

専門知識と技術を生かし、介護スタッフを率先して束ねマネジメントするだけの能力を身に着けることができる資格ともいえます。

なお、介護福祉士には受験資格が設けられており、介護業務に3年以上従事し実務者研修または介護職員基礎研修などを修了しているか、福祉系高校で定められた科目や単位を取得し卒業後にしているかなど、複数のルートを経て筆記試験に挑むことになります。

介護予防運動指導員

高齢の方ができるだけ自立した生活を送ることができるようにサポートするための資格で、専門知識に基づき日常生活に合ったプログラムを立案し、介護を予防するための運動指導などを行います。

要介護状態の軽減から悪化の防止などをサポートし、介護予防プログラムの効果を評価する形です。

養成校での講座を受講し、修了すれば登録証が交付される資格ではありますが、講座を受講するためには介護福祉士や介護支援専門員などの資格を取得しているといった要件が設けられています。