介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

充実した仕事と生活のために介護施設で導入したいプラスワン休暇の取得

2021.02.06
分類:総務

介護施設でスタッフとして働いている方以外でも、仕事と生活を調和させたいと考える方は誰もが同じことでしょう。

そこで活用してほしいのが、年次休暇を計画的に活用する「プラスワン休暇」です。土日や祝日と年次有給休暇を合わせる休み方で、連続休暇を可能とすることができます。

プラスワン休暇により連続休暇を取得できれば、家族で旅行に出かけたり帰省したりということも可能となります。

そのためにも仕事はチームで行うようにし、情報をチーム内で共有できるようにしておくことが必要です。

プラスワン休暇は年次有給休暇の「計画的付与制度」の活用で

仕事と生活(家事・育児・趣味など仕事以外の時間)の調和を取ることができ、どちらも充実させることを「ワーク・ライフ・バランス」といいます。 

このワーク・ライフ・バランスが実現できれば、労働者だけでなく介護施設にも大きなメリットがあると認識しておきましょう。

まず有能な人材を確保・育成し、定着につなげることが期待できます。休暇を取得するスタッフの穴埋めなど、業務を見直すことが必要となるため、結果的に生産性向上につながるともいえるでしょう。

 

まずは仕事と生活の調和推進計画の策定を!

プラスワン休暇でワーク・ライフ・バランスを実現させるためには、まず介護施設で「仕事と生活の調和推進計画」を立てていきましょう。

これは介護施設で働くスタッフの仕事と生活を調和させるためのもので、具体的に次のような計画を立てます。

・スタッフの育児や介護支援のための取り組み

・多様な働き方の推進

・働き方の見直しに関する取り組み

・その他の取り組み

これらの中で、改善させていく目標をそれぞれ1つ以上決定し、スタッフにもその計画内容を周知させていきます。

たとえば「スタッフの育児や介護支援のための取り組み」として、子の看護や親の介護で休暇を取得する場合、時間単位での取得を可能とするといったことです。

また、男性スタッフが子どもを保育園に送迎するためのフレックスタイム制導入なども例として挙げられるでしょう。

他にも「働き方の見直しに関する取り組み」として、毎週水曜日はノー残業デーにするといったことも方法です。

「多様な働き方の推進」では、時差出勤制度やフレックスタイム制の導入、プラスワン休暇の取得などが挙げられます。

「その他の取り組み」では、スタッフの情報交換の場を設定するなど、風通しの良い職場をつくっていきましょう。