介護事業者は、介護施設の利用者の健康管理を適切に行うことが必要です。
そして利用者だけでなく、介護を担当する介護職も体が資本であることを理解し、日ごろの体調や健康には気を遣うことが必要といえるでしょう。
特に感染症や風邪など予防することは重要といえますが、介護職の健康管理で注意しておきたいポイントについて説明していきます。
基本的な健康管理として「手洗い」と「うがい」が挙げられますが、特に人が多く集まるところでは習慣にしたいことといえます。
介護職の仕事は肉体的にも精神的にも負担が大きく、夜勤などがある施設などでは不規則な生活サイクルになりやすいといえます。
そのため体調を崩せば感染症や風邪などにかかりやすくなるため、より手洗いやうがいを徹底して行うことが必要となるでしょう。
介護職は無理な姿勢で利用者を支えたり前かがみになったりなど、腰痛になりやすい作業が多く発生します。
しかし腰痛を発症させてしまうとなかなか治らず、悪化させてしまうことも少なくありません。
腰痛を理由に介護の仕事が続けることが難しくなります。
利用者の身体介護である移乗・排せつなどの介助で腰に負担がかかることが多く、最近では腰に負担をかけない介護方法も注目されつつあります。
介護負担を軽減するための介護福祉用具なども普及しているため、介護事業所で取り入れることも検討するとよいでしょう。
筋肉の緊張を減らし、血流を少しでも改善させる工夫も必要です。
介護職は利用者や様々な施設スタッフとの人間関係など、ストレスが溜まりやすい環境で仕事をすることになります。
うまくストレスを解消することがポイントとなりますが、たとえば軽い運動などを日々取り入れることなども必要です。
普段から肉体労働をしている介護職にとって、さらに運動することは不向きと考えがちですが、介護職の中には運動不足の方が少なくありません。
確かに日常の業務で身体を使うことは多くても、いつも同じ筋肉を使っているためコリが発生しやすく、解消できないまま酷使していることもめずらしいことではないからです。
軽い有酸素運動としてウオーキングやサイクリングを取り入れることや趣味活動を行うkとで、自然とストレスが解消され緩和されるような生活習慣を続けることが可能となるでしょう。