介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護施設の利用料金に含まれる管理費とは?

2020.02.22
分類:その他

介護施設を利用したときに、その料金として管理費が含まれていることがあります。

たとえば有料老人ホームなどは現在増加傾向にある介護施設の1つですが、競争が激化している中で選ばれる施設となるため、他の施設との差別化をはかることがほとんどです。

差別化をはかるためにサービスが充実させ、新たな最新設備を導入するということも行われていますが、その分、月額の料金は高く設定されることとなるでしょう。

月額の利用料金の内訳は?

有料老人ホームのパンフレットを確認すると、月額費用として家賃や管理費、食費などが含まれています。

介護に対する費用は、介護保険の自己負担分(1割~3割)として記載されていることがほとんどです。

他にも水道光熱費やレクリエーション参加費など有償のサービスにかかる費用などが発生することもあります。

家賃や管理費は何で決まる?

家賃は部屋の広さや施設の立地、設備がどのくらい充実しているかなどにより差がでることとなるでしょう。

管理費は共有スペースを維持管理する上でかかる費用に、レクリエーション費用、事務費、家事支援サービスに対する人件費などを含んでいます。

その他、居室の清掃や買い物代行費用なども管理費に含めている施設もあれば、別途、徴収する施設もあるようです。

食事を提供する上での調理代も食費に含めているケースと、厨房管理費として別途費用が発生するケースがあるなど、施設によって取り決めは様々です。

水道光熱費は別途負担?

部屋の水道光熱費は管理費に含んでいることもありますが、実際に使った分だけ実費により負担するところもあります。

また、家事や掃除、買い物代行などの生活支援サービス費用も、利用した分を支払うといった形や、日帰り旅行や外食といった有料のアクティビティへの参加費も実費で別途負担することが多いようです。

 

月額費用に介護サービスの料金は含まれていない?

介護サービス費は公的介護保険の自己負担分発生することとなり、要介護レベルに応じてかかる費用は異なりますし、利用者の所得により自己負担割合も13割と違いが出てきます。そのため、基本的に介護サービスの料金を月額費用に含んだ表示はされていないはずです。

また、有料老人ホームの場合、介護型と住宅型があるので種類により自己負担額も変わります。介護型は要介護レベルに応じて1か月の自己負担額が決まり、毎月、一定額を支払うこととなりますが、住宅型は必要なときに介護サービスを利用することとなるので、利用したサービス分の1~3割を自己負担する形です。