介護施設や福祉施設と呼ばれる施設は、様々な基準や要件などで複数の種類に分けることができます。
年齢を重ね、介護を必要とする状態の方が利用できる施設であることは共通していますが、それぞれ特徴が異なることは注意が必要です。
そこで、今回は住宅型有料老人ホームの中でも、高級老人ホームと呼ばれる施設の特徴について紹介していきます。
「住宅型有料老人ホーム」とは、要介護度が比較的低めであり、自立した生活を送ることができる高齢者向けの施設です。
ただ、食事の提供・洗濯・清掃・見守り・生活相談などの生活支援サービスなどは利用できます。
さらに介護を必要とする場合には、外部の訪問介護と契約を結んで、利用することも可能です。
「高級老人ホーム」とは、一般の老人ホームよりもサービスが手厚く、設備なども豪華で充実している施設です。
ロケーションなどにもこだわりがあるため、都市部や高級住宅街など、アクセスやすい場所に建てられることが多いといえます。
ただしかかる費用は高額になるため、主に富裕層を対象としています。
高級な住宅型有料老人ホームへの入居を希望する場合、次のような特徴があることを前提に、その分費用がかかることは留意しておきましょう。
・立地条件が良好
・外観・内装が豪華
・設備が充実
・介護・医療ケアが充実
・食事が豪華
一般の老人ホームとは異なる、どのような特徴があるのかそれぞれ説明していきます。
アクセスしやすい都市部や人気リゾート地、高級住宅街などに建てられることが多いといえます。
そのため入居の際には、土地相場など参考にすると良いでしょう。
交通アクセスなど利便性の高さを重視するのか、自然に囲まれたリゾート地で静かにゆったりと暮らしたいのか、ニーズとかかる費用などで照らし合わせて検討することが必要です。
たとえばイタリア風の建築物をイメージしている施設や、古城の外観などの雰囲気を出している施設などもあります。
外観だけでなく内装も豪華で、ラグジュアリーな家具などを使用していることが多いといえるでしょう。
ゲスト用の宿泊ルームやパーキングが用意されていることや、温泉などの利用が可能な施設もあります。
さらに、フィットネスルーム・ラウンジ・カフェ・カラオケ・シアタールーム・ビリヤードルーム・囲碁・将棋や趣味活動に使える娯楽ルームなども設置されています。
施設には医師や看護師が常駐し、医療機関との連携で24時間対応が可能というケースもめずらしくありません。
体調不良や緊急の際にすぐ診察してもらえるクリニックなど併設されている場合もあるため、安心して過ごせます。
高級老人ホームの食事は、栄養バランスがしっかりと考えられたメニューであり、食材なども高級なものが使用されています。
有名シェフなどが調理を担当することも少なくないため、味や見た目はもちろんのこと、盛り付けに使用される食器なども高級感あふれるものが採用されるケースもあります。