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「地域密着型サービス」で提供されるサービスの種類と主な特徴とは

2022.07.16
分類:その他

介護保険制度のサービスの1つであり、認知症の方や高齢者が住み慣れた地域で引き続き生活できるようサポートする仕組みを「地域密着型サービス」といいます。

「地域密着型サービス」には、「地域密着型通所介護」や「認知症対応型通所介護」などの種類があり、必要とするサービスを利用してもらうことが必要です。

そこで、「地域密着型サービス」の特徴や提供されるサービスの種類について説明していきます。

「地域密着型サービス」の特徴

「地域密着型サービス」は、認知症の高齢者や中重度の要介護高齢者などが、これまでと変わらず住み慣れた地域で生活することができるように支援するサービスです。

20064月に介護保険制度が改正されたことをきっかけに創設され、市町村の指定する事業者が様々なサービスを提供しますが、その地域の被保険者だけがサービスを利用できます。

地域住民と交流を持ちやすい場所に設置され、施設規模も小さめなので利用者のニーズにきめ細かやかに対応できることが期待されます。

地域密着型サービスの対象者

地域密着型サービスで介護給付を受けることが可能となる方は、指定を受けた市町村に住む要介護者です。

地域密着型サービスの種類

地域密着型サービスにも種類があり、介護予防を目的とする「地域密着型介護予防サービス」は要支援の認定者を対象としています。

地域密着型介護予防サービスでは、

・介護予防認知症対応型通所介護

・介護予防小規模多機能型居宅介護

・介護予防認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

などのサービスを利用できます。

 

地域密着型サービスと「居宅介護サービス」の違い

地域密着型サービスと、訪問介護など居宅介護サービスは、同一事業者からサービスを提供してもらえるかという部分が異なります。

訪問介護は住んでいる市町村などの縛りはありませんが、地域密着型サービスはその事業所がある市町村の被保険者だけ利用できます。

地域密着型サービスなら同一事業者を指定できるため、利用者はアットホームな雰囲気mの中でニーズに沿ったサービスを利用しやすいというのもメリットです。

 

「地域密着型介護予防サービス」とは

地域密着型サービスに含まれる地域密着型介護予防サービスは、要介護状態になることを予防するための支援ともいえます。

要支援12の認定を受けた方が利用でき、住み慣れた地域で引き続き生活できるようにな柔軟なサービスを提供することが特徴です。