介護派遣とは、派遣会社に雇われた契約期間内に、派遣先の施設で仕事をする働き方です。
自身が希望する働き方ができるため、介護の仕事はしたいけれどプライベートも充実させたいと考える方などは、派遣で働くことを視野に入れています。
そこで、介護派遣とはどのような働き方があるのか、その種類とメリット・デメリットについて解説していきます。
「介護派遣」とは、派遣会社に雇用された後、派遣先となる介護施設で仕事をする働き方のことです。
介護施設で働く上での経験や希望条件などを派遣会社に伝えると、それに合った仕事を案内されます。
仕事を探す手間を省くことができ、多様で柔軟な働き方を実現することができることがメリットです。
派遣社員は、派遣先として実際に働くことになる介護施設ではなく、派遣会社と雇用関係を結びます。
しかし日々の業務における指示などは派遣先である介護施設から受けることになり、給与は派遣会社が支払うため、最初は混乱することもあるでしょう。
さらに業務上の相談や報告などは派遣先である介護施設に行い、契約についての問い合わせは派遣会社にするため、何をどこに相談するべきなのか理解しておく必要があります。
介護派遣には主に次の2つの働き方があります。
・登録型派遣
・紹介予定派遣
それぞれの働き方について説明していきます。
派遣会社に登録する「登録型派遣」は、派遣先が決まれば派遣会社と雇用契約を結んで、契約期間内で仕事をします。
派遣の仕事が終了すれば、派遣会社との雇用関係も終了となる働き方です。
次の派遣先が決まれば再度、派遣会社と雇用契約を結ぶことができます。
派遣先で正社員や契約社員となることを前提としているのが「紹介型派遣」です。
いずれ正社員として働く可能性のある職場の雰囲気・規模・方向性などを体感できるため、実際に入社した後のミスマッチを防ぐことができます。
派遣先と派遣社員の双方で合意すれば、直接、雇用契約を結んで正社員となります。
労働者派遣法では、1つの派遣先で派遣社員が働くことのできる期間を、最長3年と定めています。
契約更新を3か月ごとにする職場も多いですが、気に入れば3年まで延長することができます。
契約が打ち切りの際も、約1か月前には通告されることが一般的のため、派遣だからすぐに解雇ということはありません。