介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護現場で働く介護補助や介護助手と呼ばれる仕事の内容とは?

2023.02.14
分類:その他

介護現場で働いたことがなく、当然、介護関連の資格がないという場合でも、介護補助や介護助手という立場で仕事を始めることはできます。

資格を取得している介護士などのサポート的な役割を業務としながら、介護現場で必要とされる知識や技術を学ぶことができることでしょう。

そこで、介護現場で働く介護補助や介護助手の仕事内容について紹介していきます。

介護補助・介護助手の仕事内容

介護補助・介護助手の主な仕事は、介護現場をスムーズに動かすための介護士のサポートです。

現在、介護現場は人手不足の状態であり、2025年には団塊の世代が75歳以上となり、介護人材は約38万人不足することが見込まれています。

介護人材確保が急務となっている介護現場において、介護補助や介護助手と呼ばれる立場のスタッフは、介護専門職をサポートする仕事を担当します。

介護福祉士など国家資格取得者に専門的に介護業務に専念してもらうため、利用者の部屋の整備などを介護補助・介護助手が担当し、現場の介護サービスの質を向上させていく役割を担います。

未経験の若い世代の入職者を増やすことにつながる

介護補助や介護助手として介護現場で働くのなら、介護専門の資格は特に必要ありません。

リタイア後の高齢者などでも働くことができるため、定年後の年金受給までの仕事としても利用できます。

ただ、高齢者の雇用を進める以外に、若い世代の中で介護職に興味はあるものの、資格を持っていないという方が入職しやすい環境を整備することにもつながります。

利用者の部屋掃除や話し相手として活躍

利用者に触れる介助は介護職員初任者研修以上の資格がなければ担当できないため、介護補助や介護助手は身体介護以外の業務を担当します。

たとえば利用者の部屋掃除や話し相手として活躍できますが、それ以外にも実際に現場で働く介護専門職の仕事から技術や知識を学ぶことができます。

本格的に介護職員として仕事をするための資格取得に向けて、現場で働く一歩となる仕事といえるでしょう。

資格がなくてもスタート可能

介護補助や介護助手は資格不要でできる仕事です。

実際に介護現場ではどのようなことが行われているのか知りたい方なども、最初の一歩としてスタートしやすい仕事といえます。

また、地方自治体などでも介護の基礎を学べるように無料講座など開催していることがあります。

研修を受けなければ介護補助や介護助手として働くことができないわけではありませんが、判断の基盤となる知識は保有しておいたほうよいため、うまく活用してみるとよいでしょう。