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終活とは?その目的や準備で必要になることについて簡単に解説

2023.03.23
分類:その他

高齢化が進んでいる中で、人生を終わる準備をする「終活」が注目されるようになりました。

昔は家督相続といって、戸主が亡くなったときにはその長男が財産を引き継ぎ新たな戸主となっていましたが、現在はその相続制度は廃止されています。

そのため亡くなった方の財産の相続や借金でトラブルが起きてしまうことのないように、

身の回りや財産の整理や相続を円滑に進める計画を立てたり、葬儀や墓の準備を前もって行ったりといった終活が行われるようになっています。

そこで、終活を行う目的や、その準備で必要になることについて簡単に解説していきます。

終活の目的

終活の目的は、自分が死んだ後で家族や親族に迷惑がかからないようにするためです。

また、残った人生を充実して過ごすためにも終活が行います。

年齢を重ね高齢になると、介護のことや墓・葬式などに不安を感じることもあるため、それらの不安を払拭した上でセカンドステージを送ることのできるように終活が進められます。

終活を始める年齢

終活はこの年齢になれば始めるべきといった決まりはありません。

早く始めれば納得のできる終活が可能となりますが、状況の変化で当初の計画が変わることもあるため見直しが必要になると考えられます。

終活準備で必要なこと

終活の準備で必要になることは、家族に情報を伝えることができるように整理し、明確に残しておくことです。

たとえばエンディングノートなど活用し、情報を1つにまとめて記載しておくと、後で見直すときにも便利といえます。

また、財産を多く所有している方は、亡くなった後で相続人同士のトラブルが起きる可能性もあります。

そのため誰にどの遺産を相続してほしいか意思表示するため、遺言書を活用すると円滑に相続手続が進むと考えられます。

遺産は不動産や預貯金などプラスの財産だけではありません。

借金などマイナスの財産も相続されるため、もしもプラスの財産よりマイナスの財産のほうが多ければ、借金を相続人が肩代わりすることになってしまいます。

財産を相続すれば相続税も課税されるため、相続に関しては専門家に相談しながら取り決めを行ったほうが安心といえるでしょう。

終活の真の目的は健やかな気持ちで自分らしく残された人生を生きることです。

自身が安心して生活を送ることができるように、亡くなった後も家族がトラブルを行咲ないようにするために、身辺整理や書類の準備などに取り組むことが大切といえます。