介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護施設に一時的に入所できるショートステイとは?

2020.03.08
分類:その他

介護を必要とする方が介護施設に短期間のみ入所し、介護サービスを利用するショートステイをご存じでしょうか。

通って介護サービスを利用するわけでもなく、長期にわたり入所という形でもなく、なぜ短期間や一時的な期間のみ入所して介護サービスを利用するのか、ショートステイの特徴やサービス内容についてご説明します。

どのようなときにショートステイを使う?

家族の介護を在宅で行っている方は、自身の体調不良だったり、急な事情で一時的に介護ができなくなったりといったこともあるでしょう。そのような場合、一時的に介護を必要とする方が施設に入所し、介護サービスを利用できるショートステイであれば対応可能です。

ショートステイとは短期入所生活介護といい、介護を必要とする高齢の方が数日から1週間程度など、ごく短期間施設に入所し介護を受けることができるサービスのことです。

 

ショートステイの種類と利用の要件

ショートステイには、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などに併設されているタイプと、ショートステイ専用の施設である単独タイプがあります。

利用対象となるのは要介護15の認定を受けた方、そして4064歳で特定疾病を患い要介護と認定された方です。

食事、入浴、排泄などの日常生活の介護だけでなく、リハビリテーションやレクリエーションへの参加などのサービスが利用できます。

ショートステイを4日以上連続して利用する場合にはケアマネジャーの作成するケアプランが必要ですが、4日未満の利用ならケアプランを作成してもらわなくても利用できます。

また、続けて利用できるのは最長30日までとなっているため、31日目から利用する場合には自己負担で費用を支払うことになります。

 

ショートステイを利用するメリット

普段、家族の介護を行っている方が、自分の時間を持つことができなかったり、休息が取れないと悩んでいたり、そのような場合でもショートステイを利用することは有効です。

介護疲れにより、介護を受ける方だけでなく介護を行う方まで倒れてしまうことのないよう、ストレスをためない日々を送るためにもショートステイを有効活用するべきといえます。

仕事と介護を両立している方なども、ショートステイを利用することで仕事が休みの日はゆっくり自分の時間をとることに専念できます。

さらに将来は施設への入所を検討している場合なども、一時的にショートステイを利用することでどのような生活を送ることになるのか体験でき、心構えもできるようになるでしょう。