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介護職員の資格である介護福祉士を取得することの将来性について解説

2023.05.13
分類:その他

介護職員として働くことを考えたとき、介護職のエキスパートともいえる介護福祉士の取得を目指すべきか悩むこともあるでしょう。

 気になるのは介護福祉士を目指すことに意味があるのかなどでしょうが、資格取得の将来性について解説していきます。

介護福祉士とは

 「介護福祉士」は、介護ケアを担当する介護職員として働く上での唯一の国家資格であり、介護現場を支える重要や役割を担います。

 需要の高い資格であり、社会福祉士や精神保健福祉士と肩を並べ、介護に関する高い知識・技能のある人材であると証明できることが特徴です。

 社会的評価も高く、管理職やリーダーとして現場でも中心的な存在として活躍することができます。

 日本は高齢化が進み、介護施設も増えているため、介護福祉士は施設運営において欠かせない存在となると考えられます。

  

介護福祉士として働く将来性

 日本は2054年まで75歳以上人口が継続して増えると考えられており、その後は増減を繰り返すと予想されています。

 そのため介護を必要とする方も同様の動きを見せることが予想されるため、介護福祉士のニーズは高まることはあっても低くなることはないでしょう。

 慢性的な人手不足で、サービスの質を低下する可能性もある介護現場では、知識と経験が豊富な介護福祉士が求められています。

  

介護福祉士になるメリット

 介護福祉士になることで、介護現場でも管理職やリーダーとして働くことができます。

 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など機能訓練の専門家と連携した介護ケアや、医師や看護師など医療従事者との協力体制など、介護現場では様々な専門職との連携・協力が欠かせません。

 介護に関する高い知識のある介護福祉士がいれば、介護スタッフをまとめ他の専門職との連携・協力もスムーズになるため、需要は高いといえるでしょう。

 また、介護現場にも最新技術を取り入れる動きが活発化しており、今後はAIや介護ロボットなどの導入が進んでいくことが予想されます。

 このような場合にも、介護福祉士がいることで、最新技術をどのような場面で取り入れると業務効率化や生産性向上につながるのか判断しやすくなることでしょう。

 出産や育児などを理由に現場を離れたとしても、介護福祉士の資格があれば復帰しやすいと考えられます。

 転職先に困ることもなく、勤務形態についても常勤からパートなど生活スタイルに合った選び方が可能です。