「シニア向け分譲マンション」とは高齢者が安心して暮らせるように作られた分譲マンションで、一般的な分譲マンションとは異なる部分があります。
そこで、高齢者を対象としたシニア向け分譲マンションとはどのような住宅なのか、その内容について紹介していきます。
「シニア向けの分譲マンション」とは、高齢者が生活しやすいバリアフリー設計で、安否確認や見守りサービスなどが利用できるマンションです。
フロントでの来客対応などもしてもらえるため、一人暮らしの高齢者でも生活しやすいといえるでしょう。
ただし、介護サービスについては、外部のサービス提供業者と契約するなど委託が必要です。
それでもマンション自体は高齢者に配慮した設計であるため、要介護認定を受けた方でも暮らしやすいといえるでしょう。
また、レストラン・ジム・温泉・図書館などが併設されていることもあり、充実した生活を送ることができるマンションです。
賃貸ではなく購入するため、資産として残すことができることもメリットといえるでしょう。
シニア向け分譲マンションの対象者は、自立した生活を送ることができる高齢者です。
要支援1・2の方や要介護度1~5の方でも入居は可能ですが、マンションで介護サービスが提供されないため、外部のサービス提供業者に委託することを考えると、重度の方や認知症の方などは難しいと考えられます。
そのためマンション側から年齢制限を設けている場合や、身の回りのことを1人でできることが条件として付されている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
さらに購入額は高額であることが多く、数千万円~数億円は必要です。
シニア向け分譲マンションで利用できるサービスは、来客対応・食事提供・生活相談・見守り・緊急時などの救急車やタクシーの手配などです。
食事などの介助をしてくれるわけではないため、介護サービスは外部業者との契約が必要になります。
マンションと外部業者が提携している場合には、自身で業者を探す必要はないこともあるのはメリットですが、シニア向け分譲マンションへ転居前に利用していた外部業者と引き続き契約することもできます。
必要な介護サービスだけを選び、うまく活用することで豊かな生活を送ることができるでしょう。