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介護福祉士と最終学歴の関係とは?取得を目指す場合に求められる学歴について解説

2023.08.28
分類:その他

介護福祉士を目指す介護スタッフがいる場合には、介護福祉士と最終学歴の関係について理解しておく必要があります。

 まず介護福祉士は、国家試験に合格することが必要ですが、受験するためにもいくつか条件を満たすことが必要です。

 そこで、介護福祉士の取得を目指すときに必要な最終学歴について解説していきます。

介護福祉士の最終学歴の要件

 介護福祉士は国家資格を受験し、合格することが必要ですが、受験するためには一般高校や大学を卒業した後に、養成施設として指定された専門学校などの養成施設で学ぶことが必要となります。

 この場合、実技試験を受ける必要はなく、筆記試験のみで介護福祉士資格を取得できます。

 また、福祉系の高等学校や大学で学ぶことでも受験資格を得ることもでき、筆記試験合格のみで介護福祉士に登録することが可能です。

 これに対し、特例高等学校は卒業した後、9か月の実務試験が必要となります。

 学校には通わずに現場で実務経験を3年以上積み、実務者研修を修了したのちに資格取得を得て、介護福祉士を目指すことも可能など、様々な道があることが特徴です。

 

 最終学歴が中卒でも受験資格を得れば問題なし

 もしも最終学歴が中卒の方が介護福祉士を目指す場合には、まずは受験資格を得ることが必要ですが、次の2つの方法で取得を目指すことになります。

 ・初任者研修を取得する

・実務者研修を修了する

 それぞれ説明していきます。

 

 初任者研修を取得する

 実務経験が3年以下の場合には、介護職員初任者研修を受講することを始めましょう。

 介護に関する基礎的な知識を習得できますが、約130時間の研修受講と全課程修了後の修了試験合格が必要です。

 通信講座も開講されているため、仕事をしながらでも取得しやすいことが特徴といえます。

 また、短期集中講座や夜間開校の講座などもあるため、長々と通学したくないものの短い時間なら通いたい方にはおすすめです。

 

実務者研修を修了する

初任者研修を取得し、3年以上の実務経験を積んでいるのなら、実務者研修を取得しましょう。

実務者研修は、450時間のカリキュラムを修了することで習得できます。

通信講座なども開講されているため、学校に通う必要はありませんが、スクーリングと呼ばれる科目では通学が必要となります。

働きながら実務者研修受講を希望するのなら、自分に適したカリキュラムによる研修を受講できるか確認しておくとよいでしょう。