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老人ホームの設立は儲ける?ニーズや収支の仕組みについて簡単に解説

2024.02.29
分類:その他

日本は高齢化社会が進んでいるため、老人ホームを運営すれば儲かると考える方も少なくないようです。

 実際にどのくらいの売上や収入が見込めるのか知りたくても、収支の仕組みなど理解していなければ計算できません。

 そもそも老人ホームの経営は厳しい面も多く、簡単に儲けをだせるほど甘い世界ではないといえます。

 そこで、老人ホームの設立は儲けるのか、ニーズや収支の仕組みについて簡単に解説していきます。

老人ホームとは

 老人ホームとは、高齢者が安心して生活しながら、必要なケアやサポートを受けることのできる施設です。

 施設の種類によって異なるものの、自立や生活支援、相談を行うことが主体となります。

 のことを指します。高齢者が自立した生活を送ることができなくなった場合や、ご家族などがサポートできない場合に利用されます。

 特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの公的施設と、有料老人ホームやグループホームなどの民間施設に分けることができます。

  

老人ホームのニーズ

 老人ホームにもいろいろな種類があり、高齢者が求めるサービスやライフスタイルを提供する上で、複数の施設形態やサービスに分類されます。

 老人ホームの利用者数は年々増加傾向にあることから、高齢化が進むことに伴って利用者のニーズも高まっているといえるでしょう。

  

老人ホームの収支の仕組み

 老人ホーム経営において、月額利用料と一時入居金をメインの収入源と考えたとき、反対に支出は初期費用と管理費用となります。

 初期費用として、土地購入費や建物の建築費、設備費・営業費・求人費・固定資産税など運営でかかる費用が想定されます。

 管理費用は、建設借入利息・人件費・光熱費・施設維持費・固定資産税・営業費・食費・医療費などが挙げられるでしょう。

  

老人ホームは儲かるのか

 日本は高齢化が進んでいるため、老人ホームに対するニーズは確かに高いといえます。

 そのため施設経営は必ず成功し、儲かると考える方も少なくないようですが、実際には民間企業の参入も非常に多く、異業種の新規参入も増えています。

 そのため競合が多く存在する業界であることを踏まえ、他社との差別化ができなければ、利用者を獲得できずに老人ホーム経営に失敗する可能性があります。

 一概に儲かるとは言えないため、どうすれば施設を選んでもらえるか考えて、実践していくことが必要です。