介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護施設での働き方はいろいろ!施設の種類によって変わる仕事内容とは

2020.05.05
分類:その他

現在、介護職が活躍できる場所はだんだんと増えてきていますが、介護施設だけでも入所型、通所型、訪問型の3種類あり、さらにいろいろなタイプの施設などに分かれます。

介護施設で働きたいと考える方がイメージするのは、主に入所型の施設が多く、夜勤やシフト制による勤務体制になると考えることが多いようです。

ただ、実際には施設の種類によって日中のみの勤務ということもありますし、日勤と夜勤のシフト制、希望によっては夜勤のみで働くことも可能です。

拘束時間などもばらばらで給与体制も異なるので、これから介護の現場で活躍したい方にどのような働き方があるのか説明するときには、施設の種類ごとに違う職務内容を把握しておくようにしましょう。

入所型の介護施設での働き方

介護施設には入所型、通所型、訪問型がありますが、勤務時間が長くなりがちな入所型の介護施設ではどのような働き方になるのか種類ごとにご説明します。

特別養護老人ホーム

寝たきりなど重度の要介護状態の方が入所していることが多く、常に介護を必要とする高齢の方が入所する施設です。

身体介護が中心で、食事介助、排泄介助、入浴介助、移動介助などをメインに行います。働き方としては、早番、日勤、遅番、夜勤などに分かれることとなり、スタッフ同士が交替で24時間入所者のお世話をする形です。

介護老人保健施設

医学的指導のもとで自宅に戻る前段階の方が、介護やリハビリテーションを目的に入所する施設です。

24時間体制の交代勤務であることは特別養護老人ホームと同じですが、理学療法士の指示に基づきリハビリテーションを行うなど、専門的な機能訓練の場であることが特徴です。

リハビリが目的なので3か月程度の入所者が多く、入所者それぞれの特徴を短期間で把握する力が必要といえるでしょう。

有料老人ホーム

有料老人ホームには、健康型、住宅型、介護型という3つですが、介護スタッフが活躍できるのは介護型です。

要介護度の重い方には特別養護老人ホームと同じように身体介護を中心として行うことになり、勤務体制も交代制となります。

ケアハウス

自立状態で日常生活を送っている高齢者に向けた施設なので、身のまわりの世話、施設掃除、衰えを抑える運動指導、レクリエーション指導などを主に行います。

グループホーム

認知症を患う高齢者の方を対象としていますので、認知症に対する理解と思いやりなどが求められる職場と認識しておくことが必要です。