介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護施設の入所者が年末年始に自宅に帰るときに伝えておきたいこととは?

2021.02.01
分類:その他

介護施設に入所し、普段は老人ホームなどで生活をしている方でも、年末年始は自宅に戻り家族と過ごすというケースも少なくありません。

しかし利用者の中には身寄りのない方もいれば、家族が遠方で仕事が忙しく、家族の元ではなく介護施設で過ごす方もいます。

介護施設は年末年始だから休業することはなく、入所している利用者に介護サービスを提供し続けることになりますので、自宅に帰宅しない場合でも安心して過ごしてもらえるようにしましょう。

年末年始は普段と違った対応が必要?

24時間365日稼働している介護施設の場合、年末年始でもスタッフは常駐していますので介護ケアを提供し続ける体制が整備されています。

ただ、年末年始になれば休暇を取得する介護スタッフもいるため、人手が不足しないようにシフトを組むことが必要です。

また、一時的に年末年始に帰宅する利用者がいる場合には、普段介護施設で過ごしているときと異なる生活習慣で体調を崩してしまうこともあります。

そのようなことのないように、一緒に過ごす家族には十分に注意してもらうよう伝えておきましょう。

 

冬場の感染症リスクなどにも注意が必要

もともと年末年始は冬場でも寒さが強くなる時期のため、高齢者は体調を壊しやすくなります。

現在は新型コロナウイルス感染症などのリスクも高く、風邪やインフルエンザなども気になるところなので、家族の中で感染している方はいないかなど確認しておくことは必要です。

仮に自宅に帰宅した利用者が介護施設に戻ったとき、感染症にかかっていれば施設内でクラスターが発生することになるでしょう。そのため施設で過ごしているときと同じように、自宅にいるときにも手洗いやうがいなどは徹底して行ってもらうようにします。

また、就寝時間や食事の時間などが不規則にならないように、規則正しい生活を続けてもらうように伝えておきましょう。できるだけ介護施設で過ごしているときと同じように、生活してもらうことが必要です。

 

温度の寒暖差が発生しない工夫をしてもらうこと

介護施設では、入所している利用者が快適で安全に生活できるように、常に室内や館内の温度調整は行っているものです。

そのため、自宅でも室内の温度を調整してもらうようにし、特に夜間や朝方など温度が急激に下がってしまう時間帯などにも一定の温度を保ってもらうようにしておきましょう。