介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

居宅介護支援などの介護事業者はケアマネージャーとも連携を

2021.04.16
分類:その他

介護事業者が介護保険サービスを提供するときにも、「ケアマネージャー」は欠かすことのできない存在といえます。

ケアマネージャーの正式名称は「介護支援専門員」といい、介護保険法に規定された専門職です。

ケアマネージャーの役割

ケアマネージャーとは、要介護認定を受けた方が介護サービスを適切に利用できるように、「介護サービス計画書(ケアプラン)」を作成し市区町村や介護事業者との連絡・調整を日々行う介護サービスマネジメントの専門家といえます。

誰でもケアマネージャーになれるわけではなく、介護・医療・福祉分野の資格を保有している実務経験5年以上の方で、試験に合格しなければなれません。

ケアプラン作成と介護事業者と連絡・調整を行う事業者が「居宅介護支援事業所」ですが、ケアマネージャーが所属する事業所です。

 

ケアマネージャーの具体的な業務内容

ケアマネージャーが担当する主な業務は、介護サービスの利用者本人やその家族に対して適切な介護サービスを提案し、ケアプランを作成することです。

その他にも、介護保険の申請代行や介護に関わる各種手続きなども行います。

介護サービスを利用したくても、利用者はケアプランがなければ利用できないため、介護事業者にとってもケアマネージャーは欠かせない存在といえるでしょう。

ケアプランは必ずしもケアマネージャーに作成してもらわなければならないのではなく、利用者本人やその家族が作ってもよいとされています。

ただしケアマネージャーのほうが介護サービスを提供する介護事業者に詳しく、給付の上限の範囲でサービスをうまく組み合わせることができるため、適切なケアプランを作成しやすいといえます。

 

ケアマネージャーの探し方

ケアマネージャーは、自宅介護を利用する介護サービスを提供する居宅介護支援事業所、入所型の介護施設である特別養護老人ホーム、自治体の介護相談窓口である地域包括支援センターなどを職場としています。 

他にも介護用具のレンタル事業を営む民間企業に勤めているというケースもあるようです。

そのためケアマネージャーを探している方は、利用者が住む自治体や地域包括支援センターなどに相談することもあるでしょう。

ケアマネージャーは介護福祉士・ホームヘルパー・社会福祉士・看護師などの仕事を経験している方ですので、かかりつけ医に相談しケアマネージャーを紹介してもらうこともあるようです。