介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護事業者の中でもデイケアと呼ばれる介護サービスの特徴とは?

2021.05.08
分類:その他

介護サービスを提供する介護事業者にはいろいろな種類がありますが、その中でデイケアと呼ばれる介護サービスはリハビリに特化していることが特徴です。

そこで、デイケアとはどのような介護サービスを提供することになるのか、その内容と利用方法などについてご説明します。

デイケアの特徴

デイケアとは通所リハビリテーションのことで、医療機関や介護老人保健施設、介護医療院などに通いながらリハビリを受けることができる介護保険サービスのことを指しています。

要介護認定を受けている高齢者を対象としており、医師の指示のもとでリハビリ専門の国家資格を取得した専門職がリハビリを行ってくれます。

施設に通いで介護やリハビリなどのサービスを利用するデイサービスよりも、デイケアはリハビリに特化していることが特徴です。

そして医師・看護師・理学療法士などのリハビリスタッフといった医療従事者が多数配置されていることもデイサービスとの違いといえます。

 

デイケアを利用できる対象となる方は?

デイケアはおおよそ68時間が利用時間となることが一般的ですが、事業所によっては12時間という短時間という場合もあります。

医療やリハビリなどに特化していることから、胃ろうや痰吸引など医療的ケアを必要とする方がリハビリを集中的に行いたい場合に利用することが多いといえるでしょう。

デイケアを利用できるのは、要介護認定を受けている要支援12・要介護15までのすべての方ですので利用しやすいことも特徴として挙げられます。

 

デイケアでリハビリを受けるメリット

医師や看護師などの医療従事者がいるため、もし体調がすぐれないと感じたときにも医療的処置を受けることができるため安心です。

自宅で使用する福祉用具や、どのようなリハビリが必要なのかなど、不安なことも理学療法士や作業療法士などに相談すれば提案してもらえることもメリットといえるでしょう。

訪問リハビリどちらを利用したほうがよいか迷う方もいるようですが、訪問リハビリは自宅でなければできないリハビリを希望するときによいといえます。

たとえば入浴の際の浴槽のまたぎ方や、自宅からスーパーまで転倒せず歩いていきたいといったときなどによいでしょう。

デイケアは筋力を強化させたり日常生活動作を向上させたりといった訓練も行いますので、基礎的な身体機能を向上させるときによいといえます。

まずはデイケアを利用し、その後訪問リハビリへ移行するといったことを検討するのも方法の1つです。