介護分野の入り口となる資格取得を目指すなら、まずは「介護職員初任者研修」の勉強をはじめましょう。
しかし「介護職員初任者研修」は、介護の基礎を学ぶとはいえ、通信講座だけで資格取得することはできません。
そこで、「介護職員初任者研修」の資格取得に必要なことや、通信講座を活用して取得する方法について説明していきます。
通信による学習時間の上限は40.5時間と定められており、その初任者研修スクールで受講カリキュラムは130時間(10項目)となっています。
そのため通信講座だけで初任者研修の資格取得はできず、通信と通学を併用して講座を受けなければならないと考えておきましょう。
また、すべてスクーリングで日程が組まれている講座もあり、必ずスクーリングによる授業と実習があることに注意してください。
初任者研修ではスクーリングでの授業と実習があるため、受講するときにはスクーリング場所を確認しておくことが必要です。
通信をメインで考えているときでも、無理なく通うことのできる範囲のスクールを選んだ方が、修了までスムーズに進めることができます。
通信講座で勉強を進めていくには、テキストや参考書などで自らが学習を進めることが必要となっていきます。疑問に感じたことやポイントなども洗い出し、不明な点などは参考書などで確認しておくようにしましょう。質問できる場に、疑問部分などを持ち込み、解決できればさらにスキルがアップしやすくなります。
最終的に学習ペースを決定するのは本人となるため、仕事をしながらの資格取得では、どの時間帯にどのくらい勉強するのか事前に計画を立てておいたほうが安心です。
日々、クリアしていく単元などを目標として設定しておけば、ついさぼってしまったときでも別の日にカバーすることができます。
通学であれば授業に出ることにより、強制的に学びやすくなりますが、通信では本人が学習に向けて強い意志を持ち取り組むことがポイントとなります。
平日は勉強をせずに、休みの日にまとめて勉強するといったあいまいな計画の立て方では、学習ペースがすすまず間に合わなくなる可能性も出てきます。
また、通信と通学を併用して対応するときには、初任者研修の通信+通学講座を開講しているスクールを探し、選んだほうがよいでしょう。