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介護士の「夜勤専従」による働き方のメリットやデメリットを解説

2022.02.15
分類:その他

介護士の中には、昼夜をシフトで勤務する方もいれば、日勤のみ、または夜勤のみという働き方をしている方もいます。

中でも「夜勤専属」による働き方は、日勤のみで働くよりも高い収入を得られやすいとされているため、最近では注目されている働き方といえます。

そこで、介護士の「夜勤専従」による働き方の特徴や、メリット・デメリットについて解説していきます。

介護士の「夜勤専従」としての働き方とは

「夜勤専従」とは夜勤の時間帯をのみ担当する介護職の働き方ですが、次のような種類に分けられます。

ロング夜勤…夕方16時または17時から明朝9時または10時までなどの勤務

ショート夜勤(準夜勤)…21時から明朝9時までなどの勤務

 

「夜勤専従」による仕事の内容

夜勤の仕事内容で日勤の異なるのは、

・夜間の見回りがあること

・就寝・起床の準備の介助をすること

・レクリエーションの対応がないこと

が挙げられます。

夜勤専従で働くときの出勤回数は月最大1011回で、週23回のペースで働くことができるでしょう。

夜勤専門でも日勤帯で研修あり

夜勤専門とする介護職でも、夜勤の前に日勤の時間帯で研修を受ける期間を設けている施設もあります。

研修期間は介護事業所によって異なりますが、1週間から1か月で設定されることが多いでしょう。

 

「夜勤専従」で働くメリット

「夜勤専従」の介護職として働く場合、夜勤手当を受け取ることができるため、同じ勤務時間働く場合でも日勤の方より収入が増えやすいといえます。

そして他にも次のようなメリットがあると考えられるでしょう。

夜勤のみで生活リズムが一定に

正社員で日勤と夜勤をシフトで働く場合、食事や就寝時間などの時間帯に統一感がないため、生活リズムが乱れやすくなります。

しかし夜間だけ働く夜勤専従であれば、ライフスタイルにおける生活リズムを一定に保ちやすくなるでしょう。

日中をプライベートの時間に使いやすい

夜勤明けの翌日は休みになることが多く、次の出勤まで時間を有効に使いやすいことがメリットです。

 

「夜勤専従」で働くデメリット

メリットが多いと考えられる「夜勤専従」による働き方ですが、次のようなデメリットもあることを踏まえた上で検討しましょう。

昼夜が逆転してしまう

夜勤専従で生活リズムは一定になりやすいですが、昼夜が逆転した生活になることはデメリットともいえます。

体調を崩しやすくなるリスクが高い

夜勤専従では夜の時間帯に働くことになるので体調を崩しやすくなってしまいますし、もし自身が体調不良で休みを取るときには、代わりに勤務してくれる方を探すことに苦労する場合もあります。