介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護業界で深刻化する人材不足を解決するために

2019.10.24
分類:その他
介護業界の人材が不足していることは周知の事実といえますが、施設を経営している方などはどのように不足する人材を確保すればよいかで頭を悩ませていることでしょう。 特に地方では人口が大都市に流出してしまっている上に、そもそも日本は人口減少が進んでいる状態なので、今後、ますます介護業界は人手不足に悩まされるのか…と不安を抱えずにいられないといえます。 高齢化で今後はさらに介護を必要とする方も増えることが予想されるため、このままではいけないと国も介護人材を確保・定着させる支援体制を整備したり、様々な取り組みを始めています。

介護人材はどのくらい不足している?

2025年度末には約245万人の介護人材が必要になると予想されていますので、それにむけて介護人材を増やしながら質も向上させるために、国と地域が二人三脚で人材を獲得させるよう計画的に取り組んでいくしかありません。 介護業界に参入してもらうことを促進するには、労働環境や処遇の改善などで働く方に魅力ある分野だと感じてもらうことが必要となります。

現在働くスタッフの負担を軽減するためにも

人手が不足しているということは、その分、現在働いているスタッフの負担が重くなってしまっているということです。勤務時間が長時間に及び、業務の量は増え、さらに人を雇用することになれば新人への教育など様々な負担がのしかかることになります。 その負担に耐え切れなくなってしまえば、せっかく長く働いてくれたベテランスタッフが辞めてしまい、また誰か新たに雇用しなければならなくなる可能性もあるのです。 そのため、まずは現状を今働いてくれている方たちに理解してもらえるようにするとともに、負担を軽減できるシステムなどを導入することも検討しましょう。

システムの採用で負担軽減に繋がることも

すべて人の手作業でおこなえば大変な時間と手間がかかることでも、システムや今注目されているAIなどを導入することで、負担を少しでも軽減することに繋がるでしょうし、場合によっては雇用しなければならない人材を少なく抑えることもできるかもしれません。

現場の意見の積極的に取り入れる

さらに経営者が一人ですべて決めてしまうのではなく、実際に現場で働くスタッフたちの声にも耳をかたむけるようにし、アイデアや意見を集めて取り入れていける環境を作ることも大切です。 意見を取り入れてもらえる職場だと理解してもらえれば、もっと職場をよくしようと意識が高まるでしょうし、モチベーション向上にも繋がりやすくなるはずです。