介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

福祉業界は今後どのように変わる?今抱える問題と将来

2019.11.25
分類:その他
福祉業界は今後どのように変化していくことになるのか考える時には、まず現在抱えている課題について把握しておくことが必要です。 今抱えている問題を知り、どのように解決すればよいのか考え実行することで、福祉業界の未来について何か新しいことに気が付くことができるかもしれません。 そこで、福祉業界は今どのような問題を抱えているのか、どのようにその問題と向き合っていけばよいのかご説明します。

人材の確保と育成の問題

成長し続けている福祉業界では、新しい施設、新しいサービスなどが展開され続けている状況ですが、その新しい施設で新しいサービスを提供する人材が不足しています。 拡大していく市場を支えることができる人材が十分に確保できず、人が不足した状態なので育成するまで至っていません。

介護福祉士の待遇改善

福祉業界を支える専門職である介護福祉士の待遇は、けっしてよいものとは言えない状況です。 求められる能力は高く、責任なども大きいのでハードワークになってしまいがちなのに、業務と賃金が見合っていないことはめずらしいことではないのです。 社会的にも必要不可欠な専門職なので、待遇改善について早急に対応していくことが必要といえるでしょう。

利益重視の経営による失敗

成長を続けこれからますます拡大されると予想される福祉業界ですが、事業形態やサービスなどが統一されていないことが問題になる場合もあります。 例えば公共サービスとして展開されるべきといえる施設なのに、利益を重視した運営を行っていることもあるようです。本来福祉業界に求められていることは何なのか、改めて考え直すことが必要といえます。

成長し続ける市場を支えることができるか

福祉業界の市場規模は右肩上がりの状況で、今後、高齢化がますます進み高齢者人口が増えていくことを考えれば、ニーズも高まり続けると考えられるでしょう。 ただ、ニーズは高まっているのに、その成長し続ける市場を支える人材の確保が難しいと頭を悩ませる事業所も少なくありません。 高齢者と触れ合い社会貢献できる仕事に就きたいと、目標や目的を持って介護業界に飛び込んだ方がいたとしても、人材不足による従業員が抱える負担が大きくなってしまったり、業務に見合う賃金でなかったりすると、人は定着しにくくなってしまいます。 成長し続ける市場を支えることができる人材をどのように確保していくのか、専門性の高い人材育成をどのように行うのかが、今後福祉業界が成長をし続けることができるかを決めると考えられます。