介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

福祉業界の中でも介護施設などで活躍できる資格とは?

2020.02.10
分類:その他
日本は高齢化が進んでおり、その需要にこたえるように介護施設の数やサービスの種類などは増えています。 ただ、福祉業界は年々人材不足が深刻化しており、できるだけ多くの人材を獲得することができるように、介護現場で活躍できる資格などもその内容が見直されています。 資格取得に向けた窓口が広がるなど、より取得しやすい状況となってきていますが、どのような資格があるのかその内容を把握しておきましょう。

福祉業界の王道資格とされるのが「介護福祉士」

福祉業界でも介護現場で活躍できる資格のうち、唯一の国家資格とされています。 社会福祉士・精神保健福祉士と並んで福祉の三大国家資格といわれるものの1つです。 介護を必要とする方に対し、身体介護や生活援助を行うことが主な仕事となり、介護現場でもリーダー的存在として活躍することが可能です。 専門的な能力を有することを証明できるため、利用者の方にも安心感を与えることができるでしょう。

介護サービス利用における相談相手となる「ケアマネジャー」

正式名称を介護支援専門員といい、介護保険制度が2000年に導入された時に新しく設けられた資格です。 介護業務そのものは行わず、利用者が適切な介護サービスを受けることができるように、どのようなサービスの提供が必要なのか、本人の心身状況を把握し家族などの希望にも添えることができるよう、介護における計画であるケアプランを作成します。 ケアマネジャーが作成するケアプランは、利用者本人や家族が作成することも実は可能です。しかしケアマネジャーはサービス提供事業者を知っているため、給付の上限額(区分支給限度額)の範囲におさめたサービスの組み合わせを正確に行うことができます。 そのため、ケアプランの作成はその専門職であるケアマネジャーが行うことが一般的であり、利用者の心身状況も変化に伴い都度見直しを行うこととなります。

介護現場のモチベーション向上のためにも

これから福祉業界に対するニーズはさらに高まることが予想されます。しかし肝心の人材が不足したままでは、十分な介護サービスの提供には至りません。 そのため、介護現場で活躍できる資格などを取得することにより、スキルの向上やキャリアアップを目指していくモチベーションにもつながるはずです。 他にも福祉業界には様々な資格がありますので、資格を取得してもらいやすい制度を設けるなど、事業所単独でスタッフを応援する体制を整備してはいかがでしょう。