介護・福祉業界でトレンドといえる施設の在り方とは?
介護・福祉業界と耳にした時に、一般的にどのような印象を抱く方が多いでしょう。高齢化が進む日本で必要とされている業界であり、これからの活躍が期待される業界でもあります。
しかし過酷な労働やスタッフ不足、メディアなどで流れるネガティブなニュースなど、あまりよいイメージを抱かれていないのも事実です。
ただ、実際に働き始めてみたら必要とされている業界であることや、想像していたよりも働きやすくやりがいがあるといった方の声も耳にすることがあるはずです。
そこで、今の介護・福祉業界でトレンドとされる施設の在り方を知り、サービスを提供される高齢者だけでなく現場で働く方も喜びを感じられる環境を作っていきましょう。
様々な形で情報発信
介護・福祉業界でも、活用したことなかったSNSやブログなどを開設し、現在行っている取り組みや業界のトレンドニュースなどを常時リリースするといったことを行う施設も増えてきました。
ブログやホームページなどの更新頻度もペースを上げリアルタイムに近い情報を常に提供することで、現在の施設の状況や提供されているサービスなどを知ることができるので、利用者も選びやすくなるようです。
独自のイベントを開催
また、他の事業者と差別化を図るために、研修会や施設イベントなどで独自性を出すことや、地域や企業とコラボレーションする企画などを行い、どの施設などでも行っていないことを始めて利用者に楽しんでもらえる取り組みを始める施設もあります。
例えば地元の酒蔵などに協力してもらって、日本酒を楽しむことができる酒祭や居酒屋を開催することや、農園の方に協力してもらいハーバリウム教室を開催するなど、高齢の方が参加して楽しいと思えるイベントを実施するなどです。
さらに地元スーパーとコラボレーションする企画として、施設の中に簡易コンビニを設置し買い物しやすい空間を生み出すといったこともその1つといえます。
この施設を選んだと満足してもらえるために
地域の方たちにも福祉を身近に感じてもらえるきっかけとなりますし、利用者の方にもこの施設を選んでよかったと感じてもらえることでしょう。
そして現場で働くスタッフの方にも、この施設で働くことができて楽しいと思える場所であり続けることができるはずです。
単に介護・福祉サービスを提供するだけでなく、魅力や取り組みを様々な形で発信し続けることで、より多くの方に利用される施設へと変わっていくことができるかもしれません。
現在の介護保険制度では、介護サービスの利用者や家族がどの事業者を選ぶか決めることができます。そのため、数多く存在する事業者から選ばれる施設でなければならないことを忘れないようにしましょう。