新型コロナウイルス予防に福祉業界で必須となる手洗いやマスク着用の徹底
介護施設など福祉業界では、80歳以上の方や持病に心臓疾患を持っている方など、リスクの高い方が集団で生活を送っています。
新型コロナウイルスなどのウイルスが施設内に持ち込まれてしまうと、集団感染を起こし中には重症化してしまう方も出てくるでしょう。
そのため手洗いやマスクの着用などを徹底しながら、外部からウイルスを持ち込まないための対策が必要です。
インフルエンザ流行時の対応を参考に
インフルエンザが流行した年などでは、介護施設の対策として利用者の家族など面会者が2階以上の生活スペースには立ち入らないように禁止することもあります。
利用者に衣類や消耗品などを受け渡す差異にも、1階で介護スタッフが代わりに受け取り、利用者に渡すといった対応を行うこともあるでしょう。
家族に面会できないことで、利用者もその家族もストレスを抱えたり不安が大きくなったりするかもしれません。
しかし施設内にウイルスを持ち込まないようにするには、外部との接触を避けるといった対応もときには必要です。新型コロナウイルスのように、まだウイルス自体が解明されておらずワクチンなども開発されていない場合には特に有効だといえるでしょう。
過剰な反応はできるだけ避けること
ただし地域により、感染状況などは違いがあるので過剰な反応や心配は避けるべきです。過剰に反応しすぎると利用者も家族もそれによりストレスを抱えることになってしまいます。
そのため介護施設では地域の感染状況などを確認しながら、状況により一時的な面会中止など実施するといった方法で、有効と思われる対応を見極めていくことが必要といえるでしょう。
新型コロナウイルス感染予防対策の具体的な方法
新型コロナウイルス感染予防のための有効な対策としては他にも、
・相談対応職員はマスクを着用
・センター内出入口には来所者用のアルコール消毒液を設置する
・センター内の窓や扉の一部を開放して適時換気を実施する
・相談スペースなどは間仕切りを設置し、適時消毒する
といったことが挙げられます。
来所する方にも、
・こまめな手洗いとアルコール消毒を行う
・マスクの着用を徹底し、マスクを持っていない場合はハンカチなどで口や鼻を覆うなど周囲に飛沫がとばない配慮を行う
・咳や発熱など症状がみられる場合は来所を控える
などをお願いするようにし、施設内にウイルスを持ち込まないよう、施設側と利用者側、その家族や関係者が意識を高く持ち心がけることが大切です。