福祉は就職に人気のある業界?今後の人材不足解消に向けて

日本は高齢化が進み、福祉業界の人材ニーズは高まる一方ですが、やりがいを感じられるなど今後は就職に人気が高まっていくことも十分考えられるでしょう。
特に現在は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、就職難や転職したくてもできない方も少なくないため、これまで福祉業界に興味がなかった方も注目し始めています。
マイナスイメージが強く人が集まらない?
高齢化の進行は不況などに関係ありませんし、今もこれからもニーズが高い業界であることは変わらないため、時代や状況に関係なく人材は必要です。
しかし離職率の高さや、ハードな仕事などのマイナスイメージも強いため、就職先を探している方も一歩を踏み出せずいることも少なくありません。
ただ、福祉業界といっても職種やサービスはいろいろで、仕事内容や職場環境も異なります。
事業所などで働きやすい職場環境を整備しているのなら、強みとしてアピールしていくようにしましょう。
今人材をより多く確保しておきたい理由
日本は深刻な少子高齢化社会となっており、2025年にはさらに高齢化が進むことが予想され、さらに福祉業界の人材不足は深刻化します。
介護サービスを求める高齢者は増え、それにともない介護施設や介護サービスを提供する事業所なども増えたとしても、施設や事業所で働く人材がいなければ十分なサービスは提供できなくなってしまいます。
需要が拡大し、市場や規模も広がりを見せている福祉業界にとって、人材確保は重要な課題です。
国も福祉業界が人材不足である状況を重く見ており、改善させるために介護職員の賃金をアップさせる制度を設け、キャリアアップを支援するなど様々な取り組みを行っています。
AIやロボットなどを介護現場に導入する動きや、外国人を雇用し人材を確保することの支援など、いろいろな取り組みを図ってはいるもののまだ十分ではない状況です。
職場環境を整備する上でも人材は必要
ただ、これから様々な仕組みや制度が介護現場に取り入れられるようになれば、介護職員の負担も軽減され働きやすい職場環境を整備できるようになることが予想されます。
それに伴い就職を希望する人材を雇用しても、そこから教育を行うなど現場で活躍できる人材に育つまで時間もかかるでしょう。
そのため新型コロナウイルスの影響で就職希望者が増えている今だからこそ人材を確保しておき、これからさらに深刻になる人材不足に向けて備えるようにしておくべきといえます。