建設業で仕事を受注するときには、たとえば元請け企業から仕事を振ってもらうケースや、知り合いの紹介を受けるなど様々です。
元請け企業や知り合いからの受注で十分というケースもありますが、売上向上や将来的な安定を目指すには、新規顧客や直請け先を増やすことが必要となるでしょう。
そのためにも受注数増加に向けて、営業活動したほうがよいといえますが、その理由と方法について詳しく説明していきます。
利益を安定して確保するためには、下請けとして仕事を受注することは必要なことですが、元請けに依存するだけでは理不尽な値引き要求で低い利益率の施工まで担当しなければならなくなる可能性が出てきます。
経営を揺るがす事態に陥らないためにも、新しく利益に繋がりやすい自社独自の工事案件を確保することを検討しましょう。
建設業で受注量を増加させるためには、すでに仕事を振ってくれている元請け企業や知り合いからの案件数を増やしてもらう方法もありますが、独自の活動として次の方法を実践していきましょう。
・電話によるテレアポ営業
・ポスティング活動
・公式サイト・SNSの運営・宣伝
うまく活用することにより、新規顧客や直請け先を増やすことができるかもしれませんので、それぞれどのような方法か理解しておくとよいでしょう。
建設業で受注量を増やすために、直接、顧客へ電話してアプローチする営業方法が「テレアポ営業」です。
ある程度トークのマニュアルを準備しておき、電話を通じて顧客にコンタクトを取ります。
ただ、電話を受けた相手まででとどまり、商談に結び付かないケースや、クレームにつながるといったケースも見られます。
突然見ず知らずの企業に電話で連絡を取る行為は、精神的負担が大きくストレスになりやすいといったデメリットもあります。
宣伝チラシを作成し、顧客のポストへ投函する営業方法が「ポスティング活動」です。
新聞の折り込みチラシとして配布する方法であれば、地域など絞って大量に宣伝することができます。
スマートフォンやSNSが普及したことで、ホームページから仕事の受注に繋がることも少なくありません。
自社の公式サイトでこれまでの実績や施工事例などを紹介することができるメリットだけでなく、修正が見つかったときも簡単にできることがメリットです。