工務店では、どのくらいまで広告宣伝費に費用をかけることができるのか悩むことも少なくありません。
仮に多額の広告宣伝費を使えば集客力は上がる可能性はあっても、建築費も高くなるためそれほど意味はないといえます。
業種によって広告宣伝費の割合は異なるものの、広告宣伝費を抑えつつ集客効果を高めていくには自社ホームページの活用なども必要です。
そこで、工務店の適切な広告宣伝費の使い方について、効率的に集客する方法を紹介していきます。
工務店の広告宣伝費は、目標売上高に対して3パーセント程度と言われています。
そのためこの割合よりも多く広告宣伝費を使った場合、集客率は上がるものの、経営が圧迫されたり住宅価格を上げなくてはならなかったりといったリスクも高まります。
仮に費用をかければ、有名タレントを起用したCMの放映や、モデルハウスを常駐するといったことは可能です。
しかしこれらを行った場合でも、売上に対する広告宣伝率は大手でも0.6~0.8パーセント程度とされています。
売上規模が異なるため、大手とは比較しにくい部分もありますが、規模の小さな工務店ではCMやモデルハウス常駐などの広告宣伝費は使用できません。
一戸建てに対するニーズは、だんだんと低下しています。
住宅離れの傾向が見られており、持ち家を手に入れることよりも、住宅に費用をかけない人が増えています。
近年は重税に苦しむ若い世代が増えたことも、戸建て住宅の購入に不安を感じる原因になっているといえるでしょう。
また、利便性の高い都心部の分譲マンションに流れている傾向も見られるため、今後も一戸建て住宅に対するニーズは下がる可能性があります。
もともとは戸建て住宅を購入する予定がなかった方でも、たとえばCMを見たことでハウスメーカーのモデルハウスに足を延ばす家族も少なくありません。
ただし一般的な工務店がハウスメーカーのように広告宣伝費をかけた集客はできないため、広告宣伝費の使い方はしっかりと検討が必要です。
チラシ・看板・住宅見学会の開催など、いろいろな費用が広告宣伝費に含まれます。
ただ、自社のホームページを活用することで、チラシや住宅見学会の効果をさらに高めることができます。
家づくりに対する理念や姿勢をホームページで発信し、工務店のこだわりなどを伝えていきましょう。