工事を遂行するにあたっての工事写真の重要性
公共工事などでは工事写真を撮影しておくことは義務付けられています。しかし民間工事では義務化されていないので、特に必要ないだろうと考えてしまうこともあるでしょう。
ただ、民間工事の場合、依頼主に正しく業務を遂行していることを証明するため、進捗状況など工程から進行具合などを明確化させることが必要です。
そのために重要になるのが工事における写真で、言葉や文章ではうまく伝わらないことも写真であれば正しく伝えることができます。
特に下処理などの場合、目に見えなくなる部分も間違いのない工事を行っている証拠として写真に残しておくとよいでしょう。
依頼された工事を遂行していることの証明以外にも、工事が終了した後で発生したトラブルを解決する上でも工事写真は必要です。
工事業者のミスが原因でクレームが発生したとき、写真に残しておくことで補修対応がスムーズにできます。業者のミスではないクレームの場合には、落ち度はないことを証明することも可能です。
工事写真を撮影し写真として残しておくことは大切とわかっていても、カメラなど持ち込むのが面倒な場合もあるでしょう。
この場合、手元のスマホに必要なアプリを入れておけば撮影が可能です。工事写真専用の便利なアプリは次のように複数ありますので、もっとも使いやすいと思われるものを使用してみることをおすすめします。
国土交通省が推奨する信憑性確認(改ざん検知機能)が搭載されているアプリで、国土交通省の認可を得ていることが特徴です。そのため、国土交通省直轄の工事や、県・市などによる公共工事で公式に使用することも可能となっています。
黒板の種類は10種類で、データの改ざん防止は国土交通省CALSに対応していることがメリットです。
デジカメと工事用小黒板がセットになっており、電子小黒板市場を牽引してきた実績とノウハウにより、工事写真業務にかかる作業時間を4分の1まで短縮可能です。
黒板の種類は豊富で26種類あり、データの改ざん防止も国土交通省CALSに対応しています。
様々な現場で活用できるアプリですが、黒板の種類は7種類、データの改ざん防止は非対応となっています。
公共工事の電子納品に利用する際には改ざん検知情報の埋め込みが必要となるため、「現場DEカメラPRO」にグレードアップが必要です。
データの改ざん防止は国土交通省CALSに対応している上に、JACIC(一般財団法人日本建設情報総合センター)が実施する信憑性確認(改ざん検知機能)検定にも合格しています。黒板の種類の7種類あり、様々な現場で活用可能です。