「ユンボ」とは油圧ショベル・パワーショベル・バックホーなどの車両系建設機械をまとめた呼称ですが、日本では「株式会社レンタルのニッケン」の登録商標となっています。
そこで、ユンボを運転するのはどうすればよいのか、必要な免許の種類などをご説明します。
キャタピラー付台車にショベルが備わった建設機械を、油圧ショベル・パワーショベル・ドラグショベル・バックホウ・ショベルカーと呼んでいます。
そして建設業界では、これらをまとめて「ユンボ」と呼んでいますが、ユンボに含まれる建設機械の名称も次のように区別されています。
油圧ショベル…土木建設業界で使用される呼称
パワーショベル…株式会社小松製作所(コマツ)が商品名として使用
ショベルカー…マスコミ関係など報道で使用する呼称
バックホー…行政で使用する呼称
ドラグショベル…国土交通省などが文書で使用する呼称
これらをまとめてユンボと呼びますが、ユンボの操作・運転では公道を運転するための普通免許から大型免許までの自動車免許の他、「車両系建設機械運転技能講習」と「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」のうちいずれかの資格が必要です。
ユンボを公道で走行させるときには運転免許が必要ですが、重量ごとに必要な免許が異なります。
普通自動車免許…車両総重量5t未満・最大積載量3t未満
中型自動車免許…車両総重量5t以上11t未満・最大積載量6.5t未満
大型自動車免許…車両総重量11t以上・最大積載量6.5t以上
ユンボを操作するときには資格が必要ですが、「車両系建設機械運転技能講習」と「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」のいずれかです。
3t以上の重量のユンボを運転するときに必要となる資格で、指定された教習所で講習を受講・修了し、修了試験に合格することが必要です。
3t未満の重量のユンボを運転するときに必要となる資格で、指定された教習所で講習を受ければ取得できます。
もし免許も資格もない状態でユンボを運転した場合には、無免許運転で点数が加点され罰金の対象となりますし、無資格運転で事故を起こせば現場の代理人が逮捕されてしまう可能性があります。
必ず必要な免許や資格を取得した上で、ユンボを運転・操作するようにしてください。