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サッシの工事を行う場合に必要となる建設業許可の種類とは?

2019.12.02
分類:経営
建具工事とは、工作物に木製や金属製の建具などを取り付ける工事を建具工事といいますが、サッシやシャッターの取り付け工事を行うにはこの建具工事の建設業許可を取得することが必要です。

サッシの取り付けを行う目的

一般の住宅からビル、店舗など、建物に存在する窓を作ることで、外からの明るい太陽の光を室内に採り入れることができ、風を呼び込むことができます。工事の内容次第で見た目や機能が大きくかわることが特徴といえるでしょう。

サッシとは金属製の窓枠のことで、出入り口の枠や窓、建具までを含めてサッシとよんでいます。材質には木や鉄、アルミニウム、ステンレススチールなどいろいろありますが、現在主流となっているのはスチールやアルミニウムのものです。

いずれの種類のサッシを取り付ける工事を行う場合にも、建具工事の建設業許可が必要となります。

 

建具工事に含まれる工事の種類

建具工事に含まれる工事とは、金属製建具、サッシ、シャッター、自動ドア、金属製カーテンウォール、木製建具などを取り付ける工事、そしてふすま工事です。なお、ふすま工事は建具工事でも内装仕上工事でもどちらでも対応可能となっています。

 

建具工事の建設業許可での経営業務管理責任者の要件

建具工事で建設業許可を取得するために必要となる経営業務管理責任者の条件を満たすことができるのは、

・建具工事業を5年以上経営していた方

・建具工事業以外の建設業で6年以上経営していた方

です。

 

建具工事の専任技術者の要件は?

建具工事で一般建設業許可を取得する際に必要な専任技術者の資格は、

1級建築施工管理技士

2級建築施工管理技士(仕上げ)

・次の技能検定(2級は合格後3年以上の実務経験が必要)

建具製作・木工(建具製作作成)・カーテンウォール施工・サッシ施工

資格を保有していない場合は、土木工学、鉱山学、機械工学、衛生工学のいずれかに関する学科を卒業し、高卒なら5年以上、大卒・高専卒なら3年以上、建具工事の実務経験があれば可能です。

資格や学歴がない場合も、建具工事の実務経験が10年以上あれば専任技術者になることができます。

 

特定建設業許可が必要な場合に注意を

なお、元請で工事を請け、下請に対し総額4千万円以上(税込)の工事を発注するなら特定建設業許可が必要です。

建具工事の特定建設業で専任技術者になるには、1級建築施工管理技士の資格を保有していることが必要です。また、建具工事の一般建設業で専任技術者になる要件を満たしている場合には、4千5百万円以上の建具工事の元請工事について、2年以上指導・監督した実務経験があれば可能です。