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建設業の事務の仕事とは?総務や経理などに共通する業務内容

2022.10.29
分類:総務

建設業に限らず、事務という仕事は会社を裏で支える大切な存在です。

建設会社の場合、協力会社との契約書や支払い、国の定める施工管理台帳など工事書類の作成など事務の仕事は多岐に渡ります。

事務職に求められるのは事務処理能力ですが、業界知識がなくても建設事務は務まります。

そこで、建設業の事務職の種類や、種類にかかわらず共通する業務などについて説明していきます。

建設事務の種類

業種にかかわらず、「事務職」は経理や総務など会社全体の事務の仕事と想像する方がほとんどでしょう。

しかし建設会社の事務職は、種類として次の4つが挙げられます。

・総務

・経理

・営業事務

・現場事務

経理では予算管理を行い、総務では物品管理・保守などを行います。

いずれも業務範囲が広く、会社運営のサポート役として仕事を行うことが特徴です。

営業事務や現場事務の場合、運営ではなく会社の事業に関係する人たちをサポートする役割を担います。

建設業では工事書類や契約書などの書類が多岐に渡り、すべてプロジェクト担当者が処理することは厳しいといえます。

そこで事務職が営業職や現場管理職が抱える事務作業を代行して行い、プロジェクトに集中できる環境を整備するサポートを行います。

 

建設事務の仕事内容

建設業の事務の仕事は、総務・経理・営業事務・現場事務のうち、どれを担当するかによって異なってきます。

ただ、共通する業務内容として、次の4つが挙げられるでしょう。

・電話・メールの対応

・職場環境の整備

・帳票・請求の管理

・来客対応やその他雑務

それぞれ説明していきます。

電話・メールの対応

部門ごとの代表電話や代表アドレスの最初の窓口として事務職が担当することが多いといえます。

職場環境の整備

業務で使用する事務用消耗品や備品類、社内機器の点検なども事務職の担当です。

不足がないように補充することや、故障したままで使えない状態になっていないか管理を行い、修理が必要な場合には業者に依頼するといったことも必要になります。

帳票・請求の管理

帳票処理や請求管理も事務職の仕事です。

クライアントや協力会社に支払う手続を行うことや、経費の精算手続なども業務として含まれます。

来客対応やその他雑務

来客対応やその他業務フォローも事務職の業務であり、社内外イベントを企画したり開催したり、株主総会を準備することも仕事です。

基本的に事務職は事業に携わる人たちに対するサポートがメインであると考えておきましょう。