建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

建設工事現場の「緑十字」が描かれた安全旗と社旗・国旗との掲げ方

2023.07.23
分類:リスク

建設工事現場で掲げられる安全旗には、「緑十字」が描かれています。

安全旗は建設工事が近隣住民や通行人を危険にさらすことのないように、安全に行われていることを意味します。

そのため、通行人などの目に触れやすいところに掲げることが理想といえますが、工事現場の事務所脇などに社旗や国旗と一緒に掲げるなら、どのように並べればよいのしょう。 

そこで、建設工事現場の「緑十字」が描かれた安全旗と社旗・国旗との掲げ方について紹介していきます。

緑十字以外に社名を印刷する効果

安全旗には、緑十字の下に企業のグループ名や会社名などを印刷することもできます。

多くの人に社名などを目に触れてもらうことが増えれば、知名度をアップさせることにつながるでしょう。

なお、社名入りの安全旗はオリジナル旗をオーダー製作することになり、旗の大きさによって価格は変わってきます。

社旗・国旗との掲げ方

社旗は会社の旗であり、会社のロゴや社章が描かれるなど、会社の存在を周知することができます。

安全旗を社旗や国旗と並べて掲げる場合、順番に悩むことも少なくないといえるでしょう。

迷ったときには、次の2つのパターンで上げ方を工夫することをおすすめします。

・同じポールの高さの場合

・異なるポールの高さの場合

それぞれの掲げ方について説明します。

同じポールの高さの場合

安全旗・社旗・国旗のすべてのポールの高さが同じ場合には、向かって左から国旗・社旗・安全旗の順に掲げましょう。

日本古来の価値観では、左上・右下という考え方があり、向かって左側から上位となります。

そのため最優先される国旗を一番左に掲げ、次に社旗・安全旗という順が望ましいと考えられます。

ただ、社旗と安全旗については、たとえば安全第一を優先させるのであれば国旗の隣に並べても問題ないでしょう。

異なるポールの高さの場合

安全旗・社旗・国旗それぞれのポールの高さが異なる場合において、たとえば3つのポールが並んでいるのなら、多くは中央が少し高めです。

もっとも高いポールを重視することになるため、この場合には中央に国旗を掲げましょう。

なお、先に説明した同じ高さのポールの場合でも、できれば中心を少し高くして、国旗を真ん中、左右に社旗と安全旗を掲げることが望ましいと考えられます。

中央の国旗の左右のどちらを社旗と安全旗のどちらにするかは、先の左を優先する考えのもとで、優先したい旗を掲げれば問題ないといえます。