建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

テレビアンテナなどが台風被害に遭ったときに必要となるアンテナ工事

2020.03.18
分類:リスク

日本は雨の多い季節や秋になると台風がやってきて、強い風と雨で様々な被害を及ぼします。

台風の進行方向が右側に位置してしまうと、追い風による暴風で台風被害も拡大しやすいことが特徴です。

生活アイテムの1つといえるテレビなどのアンテナも、台風被害に遭いやすいことが特徴です。強風で倒れてしまうことはめずらしいことではなく、アンテナ工事などで直すことが必要になるでしょう。

台風でアンテナが倒れる原因

現在、テレビの放送はアナログからデジタル放送に変わっています。しかし、現在も屋根の上にアンテナが設置されたままという方は多く、屋根の上にあるものといったイメージが強いことでしょう。

アンテナが高い場所に設置されるのは、電波を遮る障害物のない場所が好ましいからです。ということは、風を遮りアンテナを守るものがアンテナ周辺にない状態のため、台風被害を受けやすい状態であるといえます。

 

アンテナは風による影響を受けやすい

台風による強風でアンテナが倒壊してしまわないように、アンテナ設置工事では強風対策を施す作業も行われます。

しっかりと固定し、高さが必要であれば支線という補強用のワイヤーを設置して、屋根全体でアンテナを支えるようにします。

それでも風雨による影響からだんだんと劣化していくものなので、固定していたはずの支線がいつのまにか外れ、倒壊に至ることも少なくありません。定期的に点検やメンテナンスを行ってもらうことが必要となるといえるでしょう。

 

屋根の劣化がアンテナ倒壊につながることも

また、アンテナ自体が劣化する以外には屋根の劣化により、アンテナが安定しない状態となっていることもあります。

最悪の状態となる場合には、屋根の構造材を巻き込むように倒壊することもありますので、屋根のメンテナンスなども定期的に行うことの大切さを伝えることが必要となるでしょう。

 

台風被害がないか後に確認が必要

台風が通過した後、アンテナが曲がっていないか、支線が切れてないかといった確認が必要です。

もし倒壊してしまった場合でも、電波の環境や倒れた方向によって倒れた状態であることに気がつかない場合もあるようです。しかしまた台風による被害が発生したときには、その被害の程度が大きくなることが予想されます。

気になるところがある場合や、目視で確認したときにあきらかに変形し倒れていることが確認できるのなら、アンテナ工事を専門とする業者に依頼してもらうようにしてもらうことが必要といえます。