建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

建設工事現場で3つの密を防ぐためのソーシャル・ディスタンスへの意識付け

2020.10.08
分類:リスク

新型コロナウイルス感染症の拡大を防止する措置として、施工途中の工事などにおいては手洗いなど予防対策に加えて、建設工事現場で3つの密を回避させることなどを緩和するための対策を徹底させることが必要です。

人が多く集まる建設工事現場でもソーシャル・ディスタンスを高く意識し、朝礼・点呼、打合せ、着替え、食事、休憩などの際にも密を回避させる取り組みを行うようにしてください。

建設工事現場でできる新型コロナ感染拡大予防対策

出勤前に各作業員は体温測定など健康管理を行うことも必要です。もし体温が高い場合や新型コロナウイルス感染が疑われる症状が確認できる場合には、休暇制度を取得するようにしてもらいましょう。建設工事現場などにおける作業を行っている途中で、体調が悪くなったときにも必要に応じて帰宅させ、自宅待機とするようにしてください。

建設工事現場に入場する際にも体温測定を行うなど、それぞれの現場での適切な健康管理を実施しましょう。

現場の状況などを勘案しながら、消毒液(アルコールなど)を設置することや、不特定の人が触れるところは定期的に消毒するといったことも必要です。

3つの密を回避させるためにもソーシャル・ディスタンスを意識し、作業や打合せのときにはマスクやフェイスシールドを着用すること、うがい手洗いを徹底するといった対策も徹底しましょう。

熱中症には十分注意が必要

建設工事現場は炎天下の中作業を行わなければならないため、新型コロナウイルス感染症だけでなく熱中症にも注意しなければなりません。夏期において気温や湿度が高いときには、屋外であり人と人との距離が2メートル以上確保できる場合は、マスクを外すことも必要です。

 

特に密閉空間では人同士の距離を保ち換気も心掛ける

建設工事現場は屋外で作業を行うだけでなく、着替えや食事・休憩などのため、密室状態の部屋で過ごすこともあります。密閉空間で作業を行うこともあるでしょう。

その場合には、他の作業員との距離をできる限り2メートルを目安として保つようにし、定期的な換気を行うといったことも心掛けてください。

事業所にも新型コロナウイルス感染防止対策を示したポスターやロゴ、看板などを設置して3つの密を回避させるソーシャル・ディスタンスの意識付けを行っていきましょう。

特に内装工事や仮設昇降機内などは、限られた空間に多人数が集まることになります。マスクを着用することはもちろんのこと、工事エリアごとに区画の設定を行って人数にも制限を設けておいてください。