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建設業界で欠かせないダンプトラックの種類と使用する上での注意点

2019.09.22
分類:リスク

建設業を営む上でダンプトラックは欠かせないものですが、種類もいろいろでたとえば2トンの小型、4トンの中型、増トン、10トンの大型など大きさが異なります。

また、形状もいろいろあるのでどのような車両がダンプトラックと呼ばれるものなのか、使用に際して気をつけておきたい点などを確認しておきましょう。

ダンプトラックとは?

ダンプトラックとは、土砂や産業廃棄物を運ぶための車両で、積み込んだ後に荷台を傾けることにより、一気に下ろすことができることが特徴です。

ダンプ(dump)はどさりと下ろす、投げ捨てるという意味があることからも、その様子が名称となっていることが理解できると思います。

土砂を運ぶダンプは土砂ダンプと呼ばれるものですが、土砂ダンプより深めで土砂を運ぶことを禁止されている土砂禁ダンプなどもあります。

他にも、大きな岩などを載せ下ろすことも簡単にできるLゲートダンプや、荷台床部分がスライドすることにより後方に押し出すローダーダンプ、狭い道など車が回転できない場合でも便利な三転ダンプなどいろいろです。

 

トラックに載せる量は決められた範囲で!

どのくらい積載するのか測定するため、ダンプの荷台下には自重計が設置されています。

中にはできるだけトラックの台数を抑え、1台に多くの荷物を積み運び、不当に利益を出そうとする動きもみられるようです。また、荷主側がトラック台数の増加により運賃が上がることを避けようとして、1台のトラックに無理やり荷物を載せ運ぼうとすることもあるかもしれません。

しかし、決められている積載量を超えて荷物を積んで走ることは道路交通法違反になりますし、トラックが安全に走行できなくなってしまうこともあります。また、騒音や振動で道路や橋が傷み、周辺住民にも大きな迷惑を及ぼすこととなるため、必ず守るようにしてください。

 

もし積載量を守らなかった場合は?

近年では過積載トラックによる事故なども多発していることで、高速道路などで抜き打ちの検問なども実施されています。

違反点数の減点と罰則金の支払いはドライバーが負担することになり、指示を出した運送会社にも当然、運行管理者としての証明書は返納することを命じられます。

たとえば4トンの中型トラックや10トンの大型トラックで、過積載の割合ごとの罰則は次のとおりとなっています。事業を続けることができなくなる可能性がありますので、必ず決められた積載量の範囲は守るようにしてください。

5割未満の過積載の場合

2点減点

3万円の反則金

5割以上10割未満

3点減点

4万円の反則金

10割以上

6点減点

・反則金なし(罰金のみ)

・罰則は6か月以下の懲役または10万円以下の罰金

さらに車輌使用停止処分や事業停止処分といった追加の罰則を受けることもあります。