建設現場がGWに休みになるのかは現場により異なりますが、たとえば大手ゼネコンなどは工事現場近隣の住民と近隣協定を結ぶため、GWなどは騒音・振動の問題が考えられることから工事を行わないことが多くなります。
2020年のGWは新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、国から発令された緊急事態宣言が5月31日まで延長され、GW中も現場が閉所という形が相次ぎました。
たとえば大手ゼネコンである鹿島建設などは、大型連休であるGW中、約6割の現場を10日以上閉所するという対応を取りました。
もともとは2020年5月6日まで、全国の現場を一時的な閉所という対応を行うとされていました。
そして緊急事態宣言が延長されたときにも、5月7日から始業点検をはじめて工事を再開するように準備していたそうです。しかし結果的に約6割の現場が10日以上閉めることとなりました。
戸田建設でも独自の取り組みとして、大型連休となるGW中の5月1日には、サージカルマスクやメディカルマスクなどの医療用マスクを60万枚、東京都指定の都内医療機関に寄贈しています。
そしてそれに先立つように、4月には医療用マスク・、KN95マスク・一般防護マスク・フェイスシールド・非接触体温計・ディスポガウンキャップなどの調達ルートを確立し、寄贈用のマスクも同経路を活用し入手したほうです。
緊急事態宣言が発令されたことで、全国で施工中の工事現場は5月6日まで閉所しました。
緊急事態宣言が延長された後、5月7日には事態が長期化することに備え、新型コロナウイルス感染室を設け、きめ細かなに感染対策を実施し問題解決できるような対策を行っています。
鹿島建設や戸田建設を含め、GW中に作業所を閉所したケースでは、在宅勤務なども取り入れ特定警戒都道府県との行き来も禁じるなどの対応がされました。
消毒設備の設置に業務のときの離隔距離確保など、建設現場で必要な新型コロナウイルス感染防止対策を行っているといえます。
新型コロナウイルス感染症はまだ事態が収束しておらず、2021年のGWなども何らかの対応が必要になるとも限りません。
そのため引き続き感染防止対策を実施しながら、現場入場の際の体温測定や3密を避けるといった環境確保などの対応を継続させることが必要となるでしょう。