建設会社を立ち上げるとき、頭を悩ますのが「会社名」でしょう。
会社名を決めるときには、一定のルールに従うことが必要ですが、どのような決め方がよいのか解説していきます。
会社名の決め方として、企業理念やコンセプトを名称にのせる方法があります。
大きな志や目標、夢など、企業経営において目指すべき姿をそのまま名称にのせれば、初心にいつでも帰ることができます。
志を表現する言葉や造語を探求し、会社名に含めてみることも方法の1つです。
建設業であることを想像できる名称にすれば、誰でもすぐに何の会社か把握することができます。
特定の事業を表す「建設」を会社名に加えなければ、そもそも何をしている会社かわかりません。
ビジネスは人と人とのつながりで広がっていくことも多く、会社名で何の仕事かすぐに想像できたほうが、名刺などを見返したときに思い出してもらいやすくなるでしょう。
「ドメイン」とはインターネット上の住所といえますが、ドメインを使ってホームページを公開したり会社専用のメールアドレスを作成したりします。
ドメインは早い者勝ちのため、事前に取得できるドメインを調べておき、会社名に含ませるといった方法なら、会社名のドメイン取得が可能となります。
今はインターネットを使うことが主流となっているため、自社のホームページを公開する予定があるのなら、ドメインと会社名を連携させた方が印象はよくなります。
会社名として、使わなければならないワードもあれば、使ってはいけない文字などもあります。
そこで、次のことに注意した上で会社名を決めるようにしましょう。
会社名を決めるときには、「株式会社○○」または「○○株式会社」など前後のいずれかに「株式会社」または「合同会社」を含ませることが必要です。
すでに使われている有名企業の社名やブランド名、商品名と一致しないように、特許情報プラットフォーム「JPlat-Pat」を使って商標権の登録状況を確認しておきましょう。
商標権の侵害にはならなかったとしても、有名企業の社名やブランド名と同じ名前を会社名にしてしまうと、権利侵害を主張されるリスクが高くなります。
他にも、
・会社の一部を表す文字の使用は不可
・同じ所在で同じ名称は付けることができない
・使用できる文字で付ける
といったことには注意するようにしてください。