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建設会社の立ち上げで「会社名」を決めるときの決め方のポイント

2022.10.27
分類:その他

建設会社を立ち上げるとき、頭を悩ますのが「会社名」でしょう。

会社名を決めるときには、一定のルールに従うことが必要ですが、どのような決め方がよいのか解説していきます。

会社の理念やコンセプトを名称にのせる

会社名の決め方として、企業理念やコンセプトを名称にのせる方法があります。

大きな志や目標、夢など、企業経営において目指すべき姿をそのまま名称にのせれば、初心にいつでも帰ることができます。

志を表現する言葉や造語を探求し、会社名に含めてみることも方法の1つです。

建設業であることを想像できる名称にする

建設業であることを想像できる名称にすれば、誰でもすぐに何の会社か把握することができます。

特定の事業を表す「建設」を会社名に加えなければ、そもそも何をしている会社かわかりません。

ビジネスは人と人とのつながりで広がっていくことも多く、会社名で何の仕事かすぐに想像できたほうが、名刺などを見返したときに思い出してもらいやすくなるでしょう。

独自ドメイン取得可能な名称にする

「ドメイン」とはインターネット上の住所といえますが、ドメインを使ってホームページを公開したり会社専用のメールアドレスを作成したりします。

ドメインは早い者勝ちのため、事前に取得できるドメインを調べておき、会社名に含ませるといった方法なら、会社名のドメイン取得が可能となります。

今はインターネットを使うことが主流となっているため、自社のホームページを公開する予定があるのなら、ドメインと会社名を連携させた方が印象はよくなります。

会社名を決めるとき注意したいこと

会社名として、使わなければならないワードもあれば、使ってはいけない文字などもあります。

そこで、次のことに注意した上で会社名を決めるようにしましょう。

必ず「株式会社」「合同会社」は含ませる

会社名を決めるときには、「株式会社○○」または「○○株式会社」など前後のいずれかに「株式会社」または「合同会社」を含ませることが必要です。

商標権を侵害しない名称を選ぶことが必要

すでに使われている有名企業の社名やブランド名、商品名と一致しないように、特許情報プラットフォーム「JPlat-Pat」を使って商標権の登録状況を確認しておきましょう。

商標権の侵害にはならなかったとしても、有名企業の社名やブランド名と同じ名前を会社名にしてしまうと、権利侵害を主張されるリスクが高くなります。

他にも、

・会社の一部を表す文字の使用は不可

・同じ所在で同じ名称は付けることができない

・使用できる文字で付ける

といったことには注意するようにしてください。