「キャタピラー」とは、アメリカに本拠地を置いている世界を代表する重機メーカーです。
建設業界でその名を知らない人はいないともわれるほど有名な会社で、油圧ショベルやブルドーザーなどの建設重機に力を入れて、世界シェアナンバーワンを誇ります。
もともと「キャタピラ」という言葉は、「無限軌道」とも呼ばれ鋼板を鎖のように無端環状に接続した履帯を、車輪周囲に取り付けた走行装置のことです。
米国でトラクターに使用されたことが最初の実用で、履帯を車輪で動かし走行しますが、地面との接触面積が大きく単位面積あたりの荷重は小さく、粘着力は大きいといえます。
これらの特徴があるため、急坂路・湿地帯・凹凸路などの通過が容易になるメリットがあり、建設機械でも使われています。
そのキャタピラが名称についた「キャタピラー」という会社とはどのような企業なのか、簡単に紹介していきます。「キャタピラー」とは、アメリカに本拠地がある多国籍企業で、建設機械・鉱山機械・ディーゼルおよび天然ガスエンジン・産業用ガスタービンエンジン分野で世界最大の製造会社です。
ブルドーザーやトラクターなどの建設機械では世界第1位であり、無限軌道を「キャタピラ」と呼ぶのはこのキャタピラーという会社名に由来しています。
なお、日本の三菱重工業との合弁会社である「新キャタピラー三菱」は、2008年に「キャタピラージャパン株式会社」へ社名変更しました。
そこで、キャタピラーについてさらに詳しく知るため、次の3つを解説していきます。
・キャタピラーの日本シェア
・キャタピラーの強み
・キャタピラーの取扱製品の種類
それぞれ説明します。
キャタピラーの建設機械を取り扱うディーラーが「日本キャタピラー合同会社」で、法人としてはキャタピラーとは別法人です。
国内のうち、四国・九州を除く全域で展開しており、建機レンタルや中古車販売も行い、建機のアタッチメント部品やワークツール部品なども多彩であることが特徴です。
キャタピラー製品は、品質の高さに加えて、安価版ブランドも展開しています。
そのため幅広い顧客層に対応できることが強みであり、世界各国のディーラーとのコネクションを有しているため、キャタピラーの製品を扱えなければとても戦うことのできない状態であるほどです。
キャタピラーの取扱製品には、
・油圧ショベル
・ブルドーザー
・ダンプカー
・ホイールローダー
・オフロードダンプトラック
・アーティキュレートダンプトラック
・ロードローラー
・モーターグレーダー
などがあります。