建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

建築工事に使われる材料は素材によって分類される?その種類とは

2023.02.27
分類:その他

工事に使われる材料を建材といいますが、木材・金属・石・粘土などその建築種類は様々です。

どの建材を使うかは、建造物や工事の種類など適性に応じて異なることとなるため、適したものを選ぶことが大切といえるでしょう。

日本の建築物は、木材・土・粘土などを多く利用してきましたが、現代では建築方法や建材の種類は多岐に渡るようになっています。

そこで、建築工事に使われる建材の種類とその内容について解説していきます。

建材とは

建材とは建築工事で使用されるすべて材料のことで、木材・コンクリート・金属・石など多種多様な種類があります。

どの建材を使用するかについては、どのような建物を建設するかによって変わります。

日本は四季があるため、気温・湿度・天候の変化が激しく、自然災害も多く発生することが特徴であるため、耐久性や気候変化に強く優れた建材が開発され、現在でも使用されています。

建築材料の種類

建物を構成する材料はいろいろありますが、この中でも建築材料は使用する部位・機能・素材などで分類されることとなり、大きく次の2つに分けることができます。

下地材

仕上げ材

それぞれ説明していきます。

下地材

「下地材」とは、人目に触れることのできない部分に使われる建材のことで、たとえば家の柱や土台など基礎工事で使用される建材などです。

日本家屋では下地材として構造用合板などが使われることが多く、ある程度薄くした板を何枚も重ねた合板を床や壁に使うことで、耐震性向上も期待でき地震に耐える建築物を造ることができます。

また、ベニヤ板などは洗面所や台所など水を使用する場所で使われますが、そのまま使用すると水分で腐食する可能性が高いため、防水性に優れた耐水ボードや耐水合板が利用されます。

他にも内壁・外壁の下地として、軽くて加工しやすい断熱・耐火性の高い石膏ボードなどが使われています。

仕上げ材

「仕上げ材」は、内装・外装など人目に触れる部分に使用する建材であり、たとえば外装には屋根に取り付ける屋根材、建築物の壁には外壁材などが使用されていますがこれらが仕上げ材です。

耐久性・コスト・見た目など異なるため、相性の良い組み合わせ目的・好みに応じた最適な建材を選ぶことが必要といえます。

また、メンテナンスの必要性・耐久性など、長く住み続けるための適した組み合わせを選びましょう。

新製品はデザインや機能性が高いことが多く、提案にも取り入れやすいといえます。