建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

建設工事で発生したゴミの処分方法とは?

2023.02.20
分類:その他

建設工事現場では、建材を梱包していたダンボール・コンガラ、石膏ボードや金属クズなど様々なゴミが発生します。

コンクリートやガレキなどの建設工事で発生するゴミを建設廃棄物といいますが、一般のゴミとして扱い捨てることはできません。

さらに廃棄物処理法のルールが平成234月から変更されたため、建設廃棄物は元請けが責任をもって処理することが求められます。

そこで、建設工事現場で発生したゴミはどのように処分すればよいのか、その方法について解説していきます。

工事現場で発生したゴミの処分方法

公示現場で発生したゴミの処分方法として、次の5つが挙げられます。

・ゴミカゴを設置する
・脱着式コンテナを設置する
・ゴミの回収業者に依頼
・ゴミの回収業者に持ち込む
・持ち帰って分別し廃棄する

それぞれ説明していきます。

ゴミカゴを設置する

現場に産業廃棄物用のゴミカゴを設置し、余った建材のキレはしなど捨てるように徹底するとよいでしょう。

「可燃」「木屑」「金属くず」など分別しておくとよりわかりやすいといえます。

脱着式コンテナを設置する

規模の大きい現場の場合には廃棄物の量も増えるため、容量の大きい「脱着式コンテナ」を準備しておくことをオススメします。

コンテナの大きさは様々ですが、容量に応じて選ぶようにしてください。

なお、コンテナを搬出するときにはコンテナ専用車が必要です。

ゴミの回収業者に依頼する

ゴミの回収業者に依頼すると、別途費用はかかりますが簡単です。

費用は回収する材料や量により変動し、運搬費・回収作業費などが別途発生する場合もあります。

ゴミの回収業者に持ち込む

それほどゴミの量が多くない場合には、ゴミの回収業者まで持ち込みしてもよいでしょう。

コンテナを設置したり作業したりする必要がないため、手間や費用を浮かせることもできます。

ただし運搬は誰がするのかという点には注意してください。

下請け業者が廃棄物の運搬・処理をするときには「収集運搬業」の許可が必要となり、元請けとの間で委託契約を結んでおく必要があります。

持ち帰って分別し廃棄する

持ち帰り可能な廃棄物は、持ち帰って分別後に廃棄する方法もあります。

ただし建設現場から出たゴミの持ち帰りについては、たとえば下請業者がゴミを持ち帰りたくても、現場で出たゴミの処理は本来元請業者の責任です。

元請け以外がゴミの持ち帰り・処理をする場合には、ルールを確認しておくことが必要といえます。