建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

内装工事の種類とは?それぞれの工事の内容と仕組み

2020.03.10
分類:その他

新しくお店を出店する場合など、内装工事は必要不可欠といえます。内装工事で必要な専門的知識は多岐に渡りますので、もし内装工事を業とするのなら知っておきたい工事の流れなどを把握しておくようにしましょう。

内装工事の種類

内装工事とは建物の内部において行う工事ですが、建物内部の壁や天井、床などの仕上げ工事を総称して内装工事と呼ぶことが多いようです。

内装工事を大きく分けると、

・内装仕上工事(インテリア、天井仕上、壁張り、内装間仕切りなどの工事)

・床仕上工事(タイル、カーペット、ウッドカーペットなどで床仕上げを行う工事)

・たたみ工事(たたみを用いて床仕上げを行う工事)

・ふすま工事(ふすまを用いて間仕切りなどを行う工事)

・その他の工事(家具や防音などの内装工事)

などに分類できます。

 

内装工事に関係する業者とは?

内装工事には設計会社、施工管理会社、専門業者が関係することになります。

設計会社は内装のデザインや設計を担当し、理想の内装を実現できるデザインや設計プランを立案します。

施工管理会社は工事を行う業者というよりは、元請けの立場として工事現場で作業を行う専門業者を手配します。

内装工事が問題なく進むように、総合的に監督することとなります。そしてその施工管理会社から仕事を請け、現場におけるそれぞれ専門分野の作業を担当するのが専門業者です。

 

内装仕上げ工事のタイミングはいつ?

内装仕上げ工事は、外装仕上げ工事が進んで雨水が浸入する心配がなくなったタイミングから開始します。

高層階ビルなどの建設のおいては、高層階で外装工事が行われていたとしても、外装工事が終わった下層階から内装仕上げ工事を始めているというケースもあるようです。

 

内装工事は最終段階の工事

内装工事が完了したら、竣工検査に立ち会いって引き渡しが行われます。このとき、床や壁などに汚れや傷がついていないか、電気やガス、水道などのライフラインの設備や什器の使用に問題などが発生していないかも確認されることとなります。

内装工事は最終的な段階で実施される工事のため、たとえば店舗のオープンを控えているという場合などはその日までに内装工事を完了させることが必要となります。

複数の業者がかかわることになるので、1つの業者でトラブルなどが発生すると他の作業に影響しかねません。余裕を持ったスケジュール設定が望ましいといえるでしょう。