子どもを取り巻く環境は決して安全とは言えませんが、幼い子どもを標的とする犯罪は防ぎ、子どもを守ることが必要です。
建設業でも、子どもを犯罪から守るために、路上工事の現場で「子ども110番の工事現場」の取り組みを積極的に行うケースが増えてきました。
一般的に建設業の路上工事は、歩行者や周辺住民などに迷惑をかけるイメージが強かったものの、子どもの安全を守る取り組みによって地域に貢献するだけでなく、工事に対する理解も深めることができるでしょう。
そこで、建設業が積極的に取り組んでいきたい「子ども110番の工事現場」について説明していきます。
「子ども110番の工事現場」とは、「子ども110番の家」に習い、いざというときに子どもが助けを求めることのできる場所として工事現場を提供することです。
「子ども110番の家」とは、犯罪などの被害に遭ったり遭いそうになったりしたことで助けを求めてきた子どもを保護し、警察に通報するなど子どもを守るためのボランティア活動とされています。
今も昔も子ども狙う犯罪は後を絶たないため、路上で起きる犯罪や危険から素早く子どもを保護できるような取り組みが必要です。
さらに子どもが地域に守られていることを強調することで、犯罪抑止の効果も期待できます。
「子ども110番の工事現場」では、地域貢献や地域との連携を強化することで、子どもを道路上で起きる犯罪から守るために活動しています。
「子ども110番の工事現場」の活動内容について、次の3つの理解を深めておきましょう。
・「こども110番の工事現場」の目的
・「こども110番の工事現場」の特徴
・「こども110番の工事現場」の活動
それぞれ説明していきます。
「こども110番の工事現場」では、工事現場の周辺で歩行者や周辺住民に迷惑をかけることが多かったといえますが、こどもの見守りや保護する場所として提供し、犯罪抑止効果による地域貢献や連携強化等を目指します。
「こども110番の工事現場」の特徴として、ロゴマークの入った看板の設置などを目印に、学校・警察と連携・協力し、見守りを行います。
「こども110番の工事現場」の活動として、外出の際にこどもには防犯グッズを身につけてもらうことや、スクールゾーンをメインに移動用原付バイクでパトロールを行います。