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木造建築工事の種類とそれぞれの特徴やメリットとは?

2020.07.19
分類:その他

木造建築工事では、建築物を木造で作る工事のことであり、柱や梁は木材で構成されます。

みためは木造に見えるけれど、柱や梁は鉄骨で作られている鉄骨造の住宅もありますが、木造の場合には松や杉などが使われていることが一般的です。

木造建築工事にはどのような特徴がある?

耐久性や耐震性からみると、木造は鉄骨造や鉄筋コンクリートの建物よりその性能は低下してしまいます。

ただ、木造でも新たな工法により、少し前の木造とは異なる強度や性能の高さを持つ場合もあるので、安心して木材の暖かさを感じられる住宅に住みたい方からのニーズは高いといえるでしょう。

その木造には次のような工法が主に用いられています。

在来工法(木造軸組構法)

古くから日本で伝承されてきた伝統的な工法を簡略し、さらに発展させた工法が在来工法です。

昔から引き継がれてきた工法であり、建物に用いる木材の種類も豊富にあります。

さらに修繕の比較的容易にできる点がメリットといえるでしょう。

ただ建物のでき栄えは職人の技術に左右されがちであり、他の工法より工事も長くなりがちである点は注意が必要です。

ツーバイフォー工法(2×4工法)

在来工法よりも新しい工法であり、柱と梁を中心として建物を組み立てる在来工法とは違い面をメインにして組み立てる工法です。

それにより耐震性がアップすると評価されており、工期も比較的短期で済ませることができます。

そして防火性と断熱性にも優れているので、北国などでみられる大きな壁面の木造住宅などはツーバイフォーが用いられていることが多いといえます。

 

既存の木造住宅を活用した工事の場合

近年、木造の耐震性は少しずつニーズに対応するために技術を発展させています。

そこで新しく住宅を建てるのではなく、既存の木造住宅をリノベーションするケースもだんだんと増えつつあります。もともとあった住宅を改築することとなるので、新築よりも費用を抑えることができますし、インテリアや設備に費用をかけることもできるでしょう。

もしリノベーションを前提とした木造住宅の購入を検討する方がいる場合には、住宅診断(ホームインスペクション)を活用し欠陥部分を指摘してもらうことを勧めるとよいでしょう。

住宅診断は認定されている建物診断士(ホームインスペクター)に依頼した場合、5万円前後の費用がかかることが一般的ですが、後の安心につながると考えれば高くはないはずです。