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道路工事の舗装で使用されるタイヤローラー以外のローラーとは?

2021.02.11
分類:その他

道路工事の路盤から表層などで活躍するタイヤローラーとは、低圧ゴムタイヤが複数取り付けられた道路舗装転圧に使用する重機です。

大型のゴムタイヤで土を締め固めていくためのもので、自走式や被牽引式など種類があり、土質によって空気圧を調整することが必要となります。

そしてローラーには、タイヤローラ―以外にも種類があり、それぞれ用途が異なるためその内容を把握しておきましょう。

ローラーの種類は6つ!それぞれの用途や特徴

様々な締固め作業に使うことができるタイヤローラーは、小規模や中規模の舗装工事において、道路舗装や土木作業に使われています。

34個の空気入りタイヤが左右一列に配列され、機械の重量を利用しながら走行で圧力をかけていくゴムタイヤ式の締固め作業機です。

舗装機械の中でもローラーは多く使われていますが、用途によってローラーの種類は6つに分かれています。

マカダムローラー

前輪と後輪が鉄製の車輪の大型ローラーであり、三輪車型であることが特徴です。

ローラーそのものにも重量があり、水や鉄などによりさらに重量を付加させることができます。

タンデムローラー

マカダムローラーと同じく、前輪と後輪が鉄製の車輪でできているものの、前後1本ずつの二輪型になっている中型のローラーであることが特徴です。前輪と後輪が振動し、強く締め固めることができます。

コンバインドローラー

前後に鉄製の車輪とゴム製のタイヤが組み合わさっている小型のローラーで、鉄輪ローラーとタイヤローラーの特徴を持つことから強く締め固めたいときから仕上げまで用途が広いことが特徴です。

タイヤローラー

前輪と後輪がゴム製のタイヤになっているローラーで、前輪3輪・後輪4輪というタイプのものが多く見られます。

アスファルト舗装などの仕上げに使われることが多く、水や鉄などによるウエートで重量調整もでき、さらに散水装置を利用することで散水車として使うこともできます。

振動ローラー

前後輪のいずれか、もしくはどちらも振動し、強く締め固めを可能とするローラーです。ローラーそのもの重さの34倍の力を加えることができるメリットがあり、振動マカダムローラーや振動タイヤローラーといった種類のものもあります。

ハンドガイドローラー

超小型の手押し式ローラーで、歩道など道幅が狭い場所や部分的に補修したい部分で活躍します。中型や大型のローラーを使うことができないときに利用されることが多いといえます。