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建設工事現場で使用する資材もピッキングが必要?

2021.02.14
分類:その他

主にピッキング作業とは、物流倉庫や工場などの出荷前の商品が保管されている場所で行います。事前に用意された伝票やリストの内容に沿って、必要とされる商品を集める作業のことですが、建設工事においても資材や道具などをピックアップしていくことがあるでしょう。

物流業界で行うピッキングでは、集めた商品を検品や梱包作業を行う担当者へ受け渡す作業のことですが、建設工事を担当する建設業でもその仕組みを資材や道具を集めるときにその作業を参考にするとよいでしょう。

ピッキング作業とは何を行うこと?

物流業界で行うピッキング作業とは、物流倉庫内に保管されている商品の中から、伝票に記載されている商品や部品を集めることです。

ピッキングしていく商品は会社によって異なり、取り扱う商品により作業内容は変わってきます。

たとえば書籍や生活消耗品などであれば常温の場所でもよいですが、冷凍食品なら冷凍コンテナなどで行わなければなりません。

伝票に記載されている商品や部品の名称と個数に合わせ、保管されている棚から集めていきます。

倉庫によっては重さがある商品が高い場所に保管されていることもあるので、そのような場合にはフォークリフトなどを使い免許を必要とすることもあるようです。

 

ピッキング作業の方法

ピッキング作業は摘み取り方式と種まき方式という2種類の方法があり、そのうち摘み取り方式は1つの配送先に対するピッキング作業のことです。

1人が1つの伝票を担当し、カゴやカートを倉庫内で持ち歩きながら、記載されている商品を保管されている棚まで取りに行き集めます。

種まき方式は一度に複数の配送先の商品をピッキングし、仕分けを行っていきます。

この場合、商品数が多くなるため1人ではなく複数人で行うことが必要です。倉庫内を複数の区間に分けて、それぞれが担当する区間の棚からピッキングしていきます。

商品をすべてピッキングしたら配送先ごとに仕分けするという流れです。

商品の種類や数が少ないなら摘み取り方式、商品の種類が多ければ種まき方式といった使い分けが一般的といえます。

 

倉庫と工場ではどう違う?

倉庫なら商品によって色や形も違うので、目で見たときに商品の判別がしやすいでしょう。

ピッキングは工場でも行いますが、この場合も倉庫と同じく伝票に記載されている品番と保管されている部品などの品番を照合しながら集めていきます。

しかし機械工場の部品や資材は、どれも色や形の見分けがつきにくく、目で見ただけで判別しにくいといえるでしょう。

細かい数字などを確認しながら正確に見つけ出すことになりますが、建設業の資材においても似たものばかりなのでよく見て判断することが必要になるといえます。