老朽化した建築物の修繕など建設需要は高まりつつありますが、建設業界の大企業としてあげられるのは大手ゼネコンです。
大手ゼネコンと呼ばれるのは5社存在し、建設業界の市場ではスーパーゼネコンと称されています。
どの企業でも人手不足を補填するための建設効率化や機械化を進めていることが特徴ですが、他にもどのような経営を行っているか確認しておきましょう。
建築や土木といった建設業を営み、「時をつくるこころで創る」をコーポレートメッセージとしています。
国内には64か所の営業拠点を持ち、東南アジア・欧州・欧米でも事業展開していることが特徴です。
東南アジアは経済レベル向上で都市開発やインフラ建設の需要が高まっていますが、その事業にも参画しています。
東京オリンピック開催に向けた準備や都市部の案件にも多く携わり、ユニバーサルスタジオジャパンやららぽーとなど大型商業施設など担当している大企業です。
土木建設事業だけでなく建設コンサルティング事業も行い、「100年をつくる会社」をコーポレートスローガンとしています。
5社の中でも超高層ビル事業が得意であり、建設業界随一の技術研究所を有するなど高度な技術とノウハウが特徴といえます。
東京駅の八重洲口再開発や丸の内駅舎保存・復元など、高度な技術を駆使した高層ビル建設や再建事業を担当している大企業といえます。
建築や住宅事業を行い、「地図に残る仕事」をコーポレートメッセージとしています。
5社の中でもダムや橋など大規模建築土木工事が得意ですが、一般向け住宅事業にも注力し、高性能性の住宅を多く建設しています。
建設と開発事業を行い、「子どもたちに誇れる仕事を」をコーポレートメッセージとしています。
民間の建築工事を多く扱い、競合建設会社とは違って採算度外視の大型工事を避けていることが特徴です。
工事利益率の高い中小の案件をメインに、医療機関や土木ではタンク施工などを得意としていますし、伝統的な神社建築や寺院の建築も扱っています。
建築と開発事業を中心に行い、「想いをかたちに未来へつなぐ」をコーポレートメッセージとしています。
織田信長の元家臣により尾張国名古屋に創業された大企業で、近年では東京タワーや日本武道館など都内の建築物を多く担当しています。
病院やホテルなど施行実績数は随一を誇り、5社の中で唯一非上場企業ということも特徴の1つです。