建設工事業情報ラボConstruction Business Information Lab

建設工事に関係するコンサルティングを担当する建設コンサルタントとは?

2021.03.01
分類:その他

建設工事現場で働く方以外にも、建設業界には建設コンサルタントとして活躍する方がいます。

建設工事のコンサルティング業務として行うことは、ダム・発電所・防波堤など大規模建築物を建てるときに建築主にアドバイザーしての相談業務などです。

建物を設計するのが建築士であり、工事現場で作業を行うのは土木作業員ですが、コンサルティングとは総合的にクライアントをサポートすることを役割としています。

建設業界でコンサルティング業務を行うということ

建設業界でコンサルティング業務を担当する建設コンサルタントの具体的な仕事内容は、建築物の構造や規模の計算や企画の立案、建設予定地での地盤や地質の調査、工期によるスケジュールの設定など多岐に渡ります。

土木や設計に関して専門知識も必要ですし、建設予定地近隣の住民の方たちの立場や考え方など理解することもできる広い視野を必要とします。

 

建設コンサルタントの役割

ダム・河川・道路などはいずれも人々が生活する上で欠かすことのできないインフラといえる部分ですが、その社会資本を整備することに関係するのが建設コンサルタントです。

建設工事現場で働く作業員は、重機などを使用し実際に汗を流しモノを作っていきますが、建設コンサルタントの仕事は国土・地域・都市整備事業の立案から始まります。

そこから構想・計画などを検討し、さらに地盤・地質の調査、環境評価、設計、施工監理、維持管理など様々な業務を通じながら社会資本整備全体に携わっていくことになります。

顧客から受けた要請で、社会資本を整備するときに課題となる部分を洗い出し、それぞれの工程で実現させる上での最適な方法を導き出して地域発展に貢献させていくのが役割です。

 

建設コンサルタントの毎日の流れ

建設コンサルタントは、道路・橋・ダム・上下水道などインフラ関連の公共事業をメインとしており、工事をサポートすることを役割とします。

そのため工事の工程や納期、クライアントとなる国や自治体の担当者のスケジュールなどに合わせて動かなければなりません。

役所の仕事は予算やいつまでに完成させなければならないかという締切が厳密に決まっているため、工期を間に合わせるためにも次のような流れで日々仕事を行っています。

①朝出勤とメール対応

②午前中の間に建設予定地のデータ整理と構造計算、図面作成

③昼食休憩後にクライアント(市役所など)を訪問し、進行状況の報告

④午後は現地訪問と建設業者と打ち合わせを行い、会社に戻り報告書の作成後退勤