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建設工事の現場で必ず着用しなければならないヘルメットには種類がある!

2019.11.07
分類:その他

建設工事の現場では、必ず作業を行う際に産業用保護帽(作業用ヘルメット)を着用することが必要です。

作業用ヘルメットは、飛来物や落下物や墜落したときや、作業者が転倒したときの頭部への衝撃を吸収することで、頭部を保護し損傷を防ぐ役割を担います。

リスクを伴う作業を行う上で、作業員の生命を守るためにも大切なことですので、建設現場では必ず作業用ヘルメットを着用するよう義務付けましょう。

機能性が向上し着用しやすいものも増えている

作業用に着用するヘルメットである保護帽は頭部を保護することを目的とするだけに、重さがあり分厚いというイメージがあるかもしれませんし、作業がしにくくなると感じることもあるかもしれません。夏場などは暑くてずっと着用していられないと思うこともあるでしょう。

しかし、ツバが透明になっていたり、軽量化されているものや、防暑対策が施されていたり、目を保護するシールド面など機能性が高いものも多くなっています。

 

保護帽の種類

保護帽には飛来・落下物用と墜落時保護用があります。

飛来・落下物用は、土木や建築現場などにおいて、頭上から落ちてきたものから頭部を守ります。

墜落時保護用は作業現場で墜落や転倒がおよんだときに危険から頭部を保護する役割を担います。

また、それぞれの保護帽には電気用を兼用するものもあり、電気作業や電線などの現場において使用電圧7000V以下の感電から頭部を守ります。

 

保護帽は作業内容に合う適切な種類のものを選ぶこと

保護帽は作業内容に合う適切な種類のものを選ぶことが必要です。構造や機能などが異なりますので、それぞれの保護帽の特徴などを確認してください。いざというときには保護帽が適度に変形・破損し、衝撃をしっかり吸収してくれます。

飛来・落下物用

構造:帽体や着装体、あご紐の備わったタイプ

機能:飛来物や落下物による危険を防ぎ軽減する

墜落時保護用

構造:帽体や着装体、衝撃吸収ライナー、あご紐の備わったタイプ

機能:墜落による危険を防ぎ軽減する

飛来・落下物・墜落時保護用

構造:帽体や着装体、衝撃吸収ライナー、あご紐の備わったタイプ

機能:飛来物や落下物による危険を防ぎ、墜落による危険の防止・軽減をする

飛来・落下物用・電気用(使用電圧7000V以下)

構造:帽体や着装体、あご紐の備わったもので、帽体が充電部にふれたときの感電から頭部を守ることができるタイプ

機能:飛来物や落下物による危険の防止・軽減をし、頭部が感電することを防ぐ

飛来・落下物用・墜落時保護用・電気用(使用電圧7000V以下)

構造:帽体や着装体、衝撃吸収ライナー、あご紐が備わったタイプで、帽体が充電部にふれたときの感電から頭部を守ることができるタイプ

機能:飛来物や落下物による危険の防止、墜落による危険の防止・軽減、さらに頭部感電による危険を防ぐ