建設業界でも工事現場で働いているのではなく、工務店勤務の方もいることでしょう。
現場でスケジュール通りに作業を進めることができない場合や、納期にいつも追われて悩んでいるという場合、工程表を作成することをオススメします。
工程表を作っておき、工事のスケジュールや作業の進捗状況など確認すれば、作業の効率は大きく改善されます。
工事現場では、施工管理を行う担当者が工事の工程管理を行うため、工程表を使うことがあります。
工事の工程や納期までの期間などまとめて表にしたものが工程表ですが、
・総合工程表
・細部工程表
・月間工程表
・週間工程表
などいくつか種類があります。
工程表を作ることで、工事の工程をそれぞれ具体的に把握できるようになり、人員配置・作業にかかる時間・進捗状況なども確認しやすくなるでしょう。
工程表ではなく行程表もありますが、工程表は現場作業の日程や工程をまとめたものですが、行程表の場合にはいつまで何をするか具体的な目標や方法をまとめています。
行程表のほうが工程表よりも、広い範囲をカバーしている表だといえるでしょう。
工程表は必ず作成し使用するようことが必要ですが、理由として次のことが挙げられます。
【中見出し】納期を守るために必要
工程表は、工程を適切に管理し納期までに作業を終えるためにも必要です。作業の進み具合やスケジュール調整にも必要なので、納期を守るためにも必ず作成しておいてください。
工程表を活用し、適切に工程管理ができれば、人員配置やスケジュール管理が効率的に進み、工期を短縮できることもあります。
トラブルなく作業が進むことが望ましいですが、万一トラブルが発生したときにも、人員や作業の進捗状況など全体を把握できていれば、イレギュラーな事態にも対応しやすくなります。
工程表で作業の全体を把握できれば、どの部分に無駄があるのか、削れる部分や不要な部分を解消しコスト削減につなげることも可能です。
もし工程表を作成していない場合、工事のスケジュールや人員の管理をうまく行うことができなくなります。
結果的に作業効率を低下させ、納期の直前まで作業に追われてしまい、間に合わなくなることも考えられるでしょう。
さらに施主と工程表を共有できていない場合には、工務店に不信感を抱かせる可能性もあるため、いずれにしても信用力を低下させます。